御神籤
02
元旦から数日たったある日、もう大学は授業が始まっている。なぜ春と夏の休みは長いのに冬はこんなにも短いのだろうと思いながら、私は講義を終えて帰路についていた。すると同じゼミの男の子が白い花束を持って花屋を出てきた。花束を持ってそこら辺を歩くなんて格好良いなーなんて軽い考えで見ていたら、自然と彼を尾けていることに気がついた。一瞬とまどった自分だったが、ここまで付いてきたんだし、今さら引き返すのもと思ったのでどこに向かうのかを突き止めることにした。確かに格好良い彼だったが、女性の噂を聞いたことがなかったため少し興味が湧いたのだ。

最寄りの駅まで来ると彼は中央線の改札に入った。流石にそこまで追うかは躊躇ったのだがやはり気になる。それに良いではないか、今日はバイトがないし付き合っている彼も帰りは遅い。時間なら沢山あるのだ。私はすぐに改札を通りすぐに彼を見つけると同じ号車の違う入り口から乗り込んだ。

愛生 ( 2014/07/01(火) 11:54 )