三毛猫
02
初めて君を見かけたのは部活帰りに寄ったコンビニ。っていっても君はコンビニの向かいから見える花屋で働いていたんだけど、完全にこっちの一目惚れってやつで、そのあと俺は用事もないのに財布の中の札の枚数数えたらすぐにコンビニを出てったのを今でも思い出せるよ。あのとき俺は適当に花束を作ってもらったよね、とりあえず君と話したくて君の好みのはなをいっぱいいれてもらった。あれ意外と高かったんだよ、あのあと俺の小遣いでるまで大変な思いもしたしな。

でも君はあの日以来花屋で見なくなったんだ。

狐か狸にでも化かされたのかと思ったよ、シフトの都合かと最初は思ったし、しばらくたったあともそこまで気にはならなかった。
あのかわいい人いなくなったんだなー
そんくらいにしか思ってなかったんだけどね、ってかもし気にして店の人に聞いてたらそれはキモいとも思うし。

でもね、二度目に会ったときは、いや見かけたときって言うのが正しいのか。そんときは急いで階段をかけ上がった。まさかビルから飛ぼうとしてる人がいて、それが君だなんてね。

「あの、ちょっといいですか…」

「何!?私に構わないで!」
「ちょっと落ち着きましょう
、僕このまえあなたのお店であなたに花束を作ってもらった吉井って言います。覚えてますか…?」

■筆者メッセージ
お久しぶりですね、前書いてたやつの原稿を実家においてきてしまったので、思いきって新作書いてみました。

今回は完全に思い付きなんで、ぐだぐだしそうですけどよろしくお願いします。
愛生 ( 2014/06/19(木) 03:09 )