03
俺はそれから最初にメアドを交換した木本さんと柴田さんそれに隣のクラスから和晃の双子の姉である古畑奈和とその友達の東李苑と言う子の5人で会話が弾んだ。
俺「それにしても奈和は久しぶりだな。和晃とは嫌という程顔合わせてるのに奈和とはなかなかなかったもんな。」
奈和「そういえばそうね。しかし、あなたたち2人もよく喧嘩しないわよね。」
俺「まぁ和晃がいてくれるから俺も楽しいんだけどさ。」
奈和「ありがとう。そんな風に言ってくれて。」
そこに黙っていた3人が質問をしてきた。
東「奈和ちゃんと松井くんはどういう関係なの?」
木本、柴田「私たちも気になってた!」
俺「別に普通の関係だけど。」
柴田「そうなの?なんだ、付き合ってるわけじゃないんだね。」
俺「当たり前だろ。奈和と付き合ってたら和晃との関係がややこしくなっちゃうだろ。」
東「なるほどね〜。」
ここで3人はそれぞれが俺に狙いを定めたことを俺は知る由もなかった。
俺「それより木本さんも柴田さんも東さんもどうなの?」
奈和「確かに気になる〜」
3人「いないわよー。」
木本「それと私のことは木本さんじゃなくて花音って呼んで。タメなんだし、さんもなしだよ。」
東、柴田「私たちも下の名前で呼んでね?」
俺「おう、わかった。」
でもやっぱり女の子を出逢って直ぐ呼び捨てにするのはなんか呼びづらい。奈和はよく知ってるからいいけど3人はなんか本当にいいのかな。と思う自分がいた。
そして、昼休みとなる。
俺「そうだ、みんなでお昼食べない?」
花音「それいいね!食べよう!」
阿弥「私も賛成!」
李苑「なら弁当持ってくる!奈和行こう!」
奈和「そうだね!」
和晃「健太、一緒に食おうぜ。」
俺「おう、この3人と奈和も入るからな?」
和晃「わかってるよ。」
そこに俺ら5人と和晃を加えたメンバーで昼を食べようとすると弁当を持って入学式を終えたばかりのあいつがやってきた。
珠理奈「お兄ちゃん!一緒に食べよう!あれ?和くんと奈和ちゃんがいる!」
奈和「珠理奈ちゃんだ!久しぶり!食べよ食べよ!」
和晃「おう、珠理奈ちゃん、まだ健太の追っかけしてるのかよ。」
奈和「別にいいじゃん。可愛いじゃん!」
和晃「健太も大変だな。」
俺「まぁな。3人に紹介するよ。こいつは俺の妹の珠理奈だ。仲良くしてやってくれ。」
3人「よろしくね!」
こうして7人で弁当を食べた。それなりに盛り上がりながら。