02
俺「クラスはおっあったあった。2年B組か。珠理奈はどうだった?」
珠理奈「私はD組だったよ。緊張してきゃった。んじゃお兄ちゃんまたね。離れるのは寂しいけど。」
俺「はいよ。じゃあな。」
こうして俺たちはそれぞれのクラスへと別れていった。
(俺のクラスにはどんな子が一緒なんだろ。男は見たことある奴が基本だもんな)
ガラガラガラ〜
?「おはよう!みんな!我が高校のNo. 1金持ちの松井健太様のお出ましだぜ!」
俺「おい和晃、その言い方やめてくれよな。お前だって似たようなもんだろ。」
和晃「いやいや〜お前んとこの会社に比べればうちなんて大したことないよ。」
こいつは古畑和晃。俺の親の会社の取引先の社長に息子で俺とは小さい頃から仲のいい親友である。
俺「それにしても、なんでまたお前と同じクラスになるとはな。」
和晃「おいおい、そんな言い方ないだろ。俺たちは小学校に時から一度もクラス離れたことのない大親友じゃないか!」
俺「なんだかんだでお前とは11年目の付き合いか。なげぇな。」
和晃「まぁこれからもよろしくな。親友よ。」
俺「おう。」
そこにガラガラガラ〜
担任であるであろう教師が入ってきた。
「今日から一年間、みなさんの担任になった小嶋陽菜でーす!みなさんよろしくね!それじゃ先生は入学式に出席するので午後の始業式まではあまりうるさくしない程度に各自自由時間ね。」
担任の小嶋先生はこう言い教室を出て行った。
和晃「おい健太、なんでこの学校は入学式のあとに始業式なんだろうな。」
俺「そんなこと俺が知るかよ。強いて言うなら新入生との顔合わせも踏まえるためじゃねーか?」
和晃「なるほどな。んじゃ女の子に呼び出されたのでじゃーねー。」
こうして和晃が離れていくと俺のところにも女子たちが集まってきた。
「ねぇ松井くん、メアド交換しよう?ちなみに私の名前は木本花音。よろしくね!」
俺「おうよろしくな。」
?「ちょっと花音!抜け駆けは許さないよ!松井くん!私とも交換しよう!私は柴田阿弥っていうの!」
俺「いいよ。よろしくな。柴田さん。」
それからざっと十数名の女子たちとメアド交換をした。