一話目
01
町外れの古びた倉庫

七瀬は目を覚ましても視界は薄暗い
すぐに目隠しをされていることに気づく
そして口にも布を詰められ声を出せない
両手両足はそれぞれロープのようなもので縛られ天井と床へと伸び、爪先立ちの状態
花柄のスカートに上はタンクトップ姿という薄着の七瀬

七瀬は近くのコンビニに行くために家を出た時
何者かにさらわれた
夏休みに一人暮らしの大学生が拐われても誰も気づかない
(逃げないと…)
必死に手足を振り回しロープを解こうとするが、拘束された身体は思うように動かず
硬く結ばれたロープが体に食い込む
(なんで…)
その時ドアが開く音と共に足音が近づく
七瀬は耳を澄ます
足音は近づいて行くと七瀬の周りをゆっくりと歩き始める
目隠しをされていても身体を舐め回すような視線を感じる
足音は一周すると七瀬の前で消えた
(だ、誰なん、)
「んっ!」
不意に七瀬の胸へ手が伸びる
形を確かめるように胸を触る
(嫌、やめて)
手はゆっくりと身体の線を確かめるように下りて行き
やがて腰あたりで止まる
(お願い、もうやめて)
七瀬は腰をくねらせ男の手を振り解こうするが、それは艶めかしい動きとなる
腰で止まっていた手が動き出す片方は上へもう片方は下へ
下へと伸びる手はスカートの上から秘部を撫であげ
上へ行った手は胸を通り過ぎ顎を掴む
七瀬は手を避けようと腰を引くがそれを追うように手もついて来る
ゆっくりと2枚の布越しに確実に秘部を撫で上げる
顎を掴まれた七瀬は顔を背けることも出来ずにただ恥辱に耐えることしかできない…

■筆者メッセージ
続くかな?
気分屋46 ( 2020/05/10(日) 09:59 )