ショート ショート
  • 聖なる夜は乾杯で

  • 12月24日
    クリスマス・イヴ

    この日は久しぶりに合う彼女とホテルディナーを予定していた。

    けれど、彼女は現れず届いたのは一通のメッセージ。

    『貴方以外の夜もあるの』

    愕然とその一文を見つめる俺。
    そこに突然、見知らぬ女が声を掛けてきた。

    「フラれた者同士、相席でもどう?」

    相手のいない俺と女は行きずりの夜を過ごすことになる・・・