全国大会
FREE DAY
俺達は2回戦の敗退後大阪に戻ると1年生だけ練習する。
なぜなら9月でタイガー杯という1年生大会が行われ2月に近畿大会が行われる大会だ。

正和「今日は先生から言われたメンバーで試合する。
後で先生も来るけどそれまでは通常練習ね、取り敢えずトラック100周走ろうか」

俺と朝暉は2時間半で走り終え他のメンバーが走り終わるのを待つ。
早い人は3時間台で走る。
そして5時間経ってもゴールしない人達がいた。
正和「さっさと走れ!」

結局午前中は走りだけで終わってしまった。

正和「みんなさ、走れって言ったじゃん?
ゴメンけどこれじゃ勝てない勝つ気ない人どっか行けば?要らない。
取り敢えずご飯食べる時間は30分でその後筋トレして技術トレーニングしてから45分×4本の試合するから帰るのは遅くなるけど良いよね?
言ったことが出来ないのはどうかと思うからそこを改善しよう」
朝暉「大会見ててわかったと思うけどあれが全国レベルだよ?俺達でも勝てなかった舞台を経験してるから努力の大切さを言ってるんだ。
あれだけ悔しくて倒れるまでサッカー出来るコイツの気持ちを考えろよ?なんでここまで言ってるのか1つ言われた事を10考える癖を付けないと一生負けるよ」

俺達は昼飯を食べるとボールで練習していた。
時間になると腹筋と背筋、スクワット腕立て伏せを100回体幹を3種類5分を3セット行うと時間は午後3時、そこで先生が来る。

キャメロン「正和、朝暉どうだ?」
正和「全然です。」
朝暉「まだまだです」
キャメロン「そうか」

その後試合を行う。

キャメロン「メンバーはGK山口雄也DFは右から矢野幸哉、森野泰樹、桃山武太朗、友沢海斗。
ボランチは横山大希、能代光太。
トップ下は右から神田大和、山下勝、山本朝暉。
トップが野田正和
これがタイガー杯のメンバー。
これで京都選抜と試合してもらう。
今度の日曜日な」
俺達は45分×4本を13-1、9-0、11-0、15-2で終える。

正和「なんでこんなに点が開いてるのか考えろ。
対策しないと上には行けない」
朝暉「そうだねこのままじゃ勝てないね」
武太朗「だな、ダメだこりゃ」
キャメロン「皆はこいつらの心を考えてみろよ?正和はキャプテンとして勝たせなくちゃいけない立場なんだ。
朝暉も武太朗も勝たせないといけない。
チームを勝たせる為にどんだけ頑張ってるか考えてやれよ。」

俺達は日曜日まで同じ練習をしていた。
皆もどんどん体力が付いてきたのか走りで5時間を越える人はいなくなった。
その為技術トレーニングが沢山できるようになったが殆どパスやディフェンスをしている。
元々キック力の高い選手が多かったのでコントロール練習を中心の練習だった。
そして日曜日、京都選抜との練習試合を行う。
といっても相手は国体の選抜チームで45分を4本午前中にして午後45分を6本行ううちの2本を俺達がする。
その為正和と朝暉と武太朗はすべてに出ることになっていた。
体力的にもかなりきつい。
1日で5試合分戦う。
それは多分フルマラソン以上走る事になる。

正和「明日休みにしてくれないと身体持たないぜ?こんなに走るのはハードだな」
朝暉「まぁそれだけ必要とされてるんじゃない?」
彩「自分で言うん?」(笑)
正和「思った」(笑)
朝暉「うん」(笑)
武太朗「まぁ俺はそんなに走らないけどさ、正和のワントップは可愛そうだ」(笑)
朝暉「思った」
正和「きつけりゃ根性と気持ちで走るわ」
美優紀「流石うちのダーリンやわー」
正和「誰もあんたのダーリンになった覚えない」
美優紀「あんだけ激しく愛し合ったのに」
正和「してません、今までにやったのは由依だけだ」
美優紀「由依?」
正和「オレの元カノ」
彩「爽やかな細マッチョの正和、ゴリゴリのワイルドな朝暉、知的で高身長の武太朗」
朝暉「抜群のスタイルに高い身体能力の彩、和服の似合う京美人の由依、冷たい対応をする塩対応の遥香」
武太朗「まぁこの6人が人気者だったってわけ」
正和「彩と朝暉、武太朗がいなくなって俺と由依は付き合ったんだ」
美優紀「それでなん?」
正和「あぁ」
美優紀「そういや武太朗君エッチなビデオ忘れてたで?女子高生の痴漢ものだっけ?」
正和「痴漢レイプだったね」
武太朗「うるせぇ!」
正和「今度取りに来いよ」(笑)
そんな会話をしつつ学校に着くと準備を始める。
先輩達が揃いアップをしてチームの練習着を着ると試合開始のホイッスルを待つ。
するとピーと合図がなる。

VBP ( 2016/09/18(日) 10:41 )