31 Storys 〜Danger Zone〜
立ったまま舌を絡めあう二人を、もはや止める者は誰もいない。 舌が混ざり合い、徐々に唾液が混ざりあう。 妖艶な水音が晃汰の部屋に響き、二人の息遣いが荒くなってくる。
「晃汰、触って・・・」
自らバスローブを解いた森保は、晃汰の手を自身の胸へと押し当てる。 決して巨乳の部類ではないが、適度な大きさと形をした森保の胸に、晃汰は興奮を隠せない。 森保の口からはセクシーな喘ぎ声が発せられ、晃汰を視覚の面からも聴覚の面からも、手の感触からも興奮させるのである。
「まどかのエロい水着の画像がネットとか雑誌で公表されるたびに、どっかのわからない男たちが興奮しているんだと考えると、ジェラシー感じてたよ。 今夜は許さないからな」
そう言って、晃汰はベッドに森保を押し倒した。 胸元にかかった彼女の長い髪をどけ、ブラをはがした。 森保は胸を抱き込むようにして隠したが、晃汰によって即座に無効となった。
「俺には全部見せてくれよ。 いつもは水着で隠してるところも全部・・・」
森保の広い額にキスをし、次に唇にキスをした晃汰は、舌を彼女の首筋を這わせて胸まで移動させる。 乳首に触れないギリギリの部分を舐め回し、森保を彼は焦らす。 森保の甘美な声が今までよりも大きくなった時に、晃汰は彼女の乳首に指でそっと触れた。 森保の身体がビクンと跳ね、息が詰まるような甘い声を森保はあげる。
「晃ちゃん、下も触って・・・」
上半身の焦らしに耐えかねた森保は、晃汰の右手を自身の秘部へと持っていく。 晃汰がショーツの上から彼女の秘部を筋に沿ってなぞると、森保もいやらしい声で応える。 晃汰は口で森保の唇を奪い、左手で胸を揉んで右手で秘部をなぞる。 森保は今までの味わったことのない快感に、必死に身をよじらせている。
「晃ちゃん、直接触って」
森保はそう言って自らショーツを脱ぎ、一糸まとわぬ産まれたままの姿になった。
「晃ちゃんも脱ぐの、ほら」
されるがままの晃汰は、森保に一方的にバスローブを脱がされてパンツ一枚となった。
「まどか、こんなのどこで覚えたんだよ」
彼女の乳首を舐めながら、晃汰は上目遣いで森保をみる。 秘部と胸をいっぺんに刺激される森保は快感に目を閉じているが、声を絞り出すように答える。
「・・・メンバーと一緒に見た動画とか漫画とか」
言葉の途中にも喘ぎ声が混ざりながらも、森保は顔を赤らめる。 ということはお互い初めて同士なのか と、晃汰はニヤッと笑った。
晃汰の右手がはいる森保の秘部からはAVよろしくな、言葉では言い表せないエロい音が響き、おまけに乳首も刺激されるものだから、森保の頭の中はめちゃくちゃである。 やがて森保が深まってくるのを彼女の声から感じ取ると、晃汰は右手を動かす速度を速める。
「晃ちゃんだめ・・・ イクッ、イクゥ!!!」
森保の身体が激しく跳ね、言葉にならない声となって息の荒くなった森保から発せられる。 ぐっしょりと濡れた右手の指先をペロッと舐めた晃汰は、彼女の首筋にキスをする。
「今度は私の番だよ。 晃ちゃん寝て」
晃汰の上に跨った森保は徐に彼のパンツを脱がし、大きくなったモノを目の当たりにする。 初めて家族以外のモノを見る森保は、恐る恐る晃汰のモノをつかんで、動画で見たように上下させる。 今度は晃汰が感じている声を上げる。 少し躊躇いがちに、モノを森保は口に入れる。 初めてのフェラに、晃汰は情けない声をあげて必死に何かを我慢する。
「まどかだめ、ストップ!」
限界が近づいた晃汰は上体を起き上がらせ、強制的に森保を止めた。 満足そうな森保を抱きしめ、お返しにと彼女の耳を口に含んで舐めた。 森保の身体が小さく痙攣したところで、彼女が晃汰に耳打ちをした。
「晃汰、私もう我慢できないよ。 ゴム買ってあるから、挿れて?」
AV界の痴女も真っ青な淫語で、森保は晃汰を誘惑する。 きちんと性の知識を持った二人ではあるので、生でやろうなどと無謀なことを言い出す彼らではなかった。 だが、初めてにしてはだいぶ激しめな初めてを二人は経験しようとしている。
さっきまで森保が咥えていたモノに彼女が買ってきたゴムを装着した晃汰は、森保の股を開いて寝かせた。 開かれた彼女の脚の奥にある
危険な領域へと、晃汰は自分の戦闘機を進める。
最初は穴の周辺にモノを擦り付けるだけだったが、それだけでも森保の秘部からは愛液が滴っていた。
「まどか、挿れるよ。 痛かったら言って・・・」
晃汰はそう言って森保にキスをすると、モノを彼女の穴へと侵入させていく。 少しの恐怖から、森保は晃汰の手をしっかりと握った。 晃汰の官能的な前戯のおかげで十分すぎるくらいに湿った森保の秘部は、晃汰のモノをすんなり受け入れた。 一番奥まで晃汰が到達した時、森保は今までに味わったことのない快感に身体中を襲われた。
「動くよ」
晃汰が動くたびに快感が森保の頭の中を駆け回り、来るべき絶頂に晃汰は一心不乱に腰を動かす。
限界が近づいてくるのを感じた時、晃汰は腰を動かす速度を速めた。 こういうシュチュエーションも動画の中で予習済みの森保は、両脚と両腕を晃汰の背中に回した。 より密着度が増したことで互いの興奮度はMAXになる。 必死に晃汰は腰を動かし、森保を声を出してそれを受け止める。
「晃ちゃん、好きだよ・・・」
森保が最後の力を振り絞って晃汰に愛の告白をし、彼はそれを力に変える。 そして、森保が絶頂を迎えた数分後に、今度は晃汰が森保の中で絶頂に達した。
しばらくはお互いに動けなかった。 射精をしたあとはすぐに避妊具の処理をしなくてはならないことを晃汰は覚えていたから、森保からモノを抜いてゴムを外す。 そして、裸のまま二人は抱き合った。
「まどか、エロすぎだよ」
「晃ちゃんも、エロすぎ」
お互いにフッと笑いあい、キスをして下着をつけ、バスローブを着た。 まだ息が整わない状態で、森保は晃汰の腕に頭をのせて彼らは眠りについた。