02
(キュン♡)
あっ……
女の子の敏感なところにあたってしまった。
やっぱり疲れてるのかなぁ、頭ではそう思ってなくてもここが反応してしまう
(どうしよう……誰もいないし、最近は忙しくて出来てなかったからいいよね?)
私だって、それくらいのことは知っている。
でも、いくら自宅とはいえこんなことしてちゃいけない!
その理性が私を我に返して━━
(キュルン、ジワアァァ)
それ以上の快楽が私の体を揺さぶる。
(触っても……いいよね)
頭の中の葛藤は快楽の道を選んだ。
そして私の右手人差し指は、女の子の部分をなぞる。
(キュルルン♡)
「あぁん……」
ここの快楽は抗うことなんて出来ないことを改めて悟る。
(んっ……)
シャツをめくりあげ、ブラジャーから胸を左手で胸を揉む。
(あぁ、気持ちいいな)
こういう時、胸は敏感になりいつも以上に張りが増す。
(んっ、んっ!)
女の子の部分を触る力が強くなる。
(あん、あっ、あぁん!)
抑える声がどうしても大きくなる。
それくらい、気分が高まってきていた。
その時私の脳裏に
(裕奈っ!)
(奈和……ちゃん……)
奈和ちゃんの顔とその声が私には確かに浮かんだ。
あぁ、ダメ、なおちゃんで気持ちよくなっちゃ……
一瞬そう思ったのだけれど。
それと同時に私の右手は、また気持ちよくなる所に触れた。
(キュルルルン♡)
その快楽で私の体に電気が流れる。
「はううっ!」
劇場公演やイベントで見せてくれた格好良い奈和ちゃんの姿がどんどん思い浮かぶ。
(あぁ、な、お、ちゃ、ん、かっこい、い……)
もう自分の意思なんて、もう意味の無いものだった。
私の右手は制御不能。
ただただ、快楽の絶頂に向けて一直線だった。
(な、お、あっ、あっ、イ、イク、イグゥゥゥ!)
(はぅううううっ!)
(はぁ、はぁ、はぁぁ)
奈和ちゃんでピークを迎えちゃった。
罪悪感と満足感が入り交じる不思議な感覚に包まれた。
公演でさえ息が上がることがほとんど無いのに、ものすごい体力を使った気がする。
でも、それだけ溜まってたのかも。
スッキリできて良かったかな?
さて、後処理をしないと。
(カラカラカラ)
びしょ濡れになった私の女の子の部分をペーパーで拭き取る。
いつも以上に濡れていたのがペーパーを見ても分かる。
でも、それへの嫌悪感は無く満足感だけが私を支配していた。
パンティとスカートを元に戻して立ち上がり、水を流す
(ジャアァァァァ)
水の流れを見つめながら。
(奈和ちゃんでイクとか……ヤミツキになっちゃいそう)
そう思いながらも、それも悪くないなって思いながら私はリビングに戻っていった。