10 江籠裕奈
01
(へぇ、高松屋にこんなお店があるんだ)

久々に取れた完全オフの一日。

たまたまなんだけど家族全員が外出していて、家には私一人だった。

私はソファーで横になりながら、スマートフォンを操作していた。

私の名前は裕奈

SKE48というグループのなか小学生の時から10年以上活動をしているの。

(美味しそうなシフォンケーキ、奈和ちゃんも喜んでくれるだろうなぁ)

最近はあまり一緒に出掛けられてなかった、私の同期古畑奈和ちゃんの顔を思い出す。

10年以上苦楽を共にしてきた奈和ちゃん。

今度久しぶりに一緒に街に出かけられるから、ここにも一緒に行きたいなぁ〜

そんなことを考えたりしていたら。

(トイレ行きたいな)

下腹部から知らせがあった。

ソファーから立ち上がり、トイレに向かった。

トイレに入り体の向きを反転させながら鍵をかける。

スカートを上げて、膝元までパンティをおろす。

洋式トイレなのでそのまま腰をかける。

(ふぅ……)

少し力を抜くと。

(チョロロロロロ……)

用を足す音が個室に響いた。

普段外にいる時は音を消すけど、今日は家に誰もいないから、別に気にすることないよね。

(シュウウゥゥゥ、ジョロロロロロ)

たくさん水分を摂っていたからなのか、出る量も多く20秒くらいは音が続いた。

(シュウウゥゥゥゥ、チョロッ、チョロロロロ)

さて、すっきりした。

そう思い、ペーパーを手に取り拭いているその時だった。

■筆者メッセージ
今回は少し嗜好が変わります
まぁ、でもこれも本能ですからね
K ( 2021/08/14(土) 09:46 )