第1章 中学編
3話
〜大会前日の練習〜
監督「よし、最後は軽くノックして今日はあがるぞ」
みんな「はい!」
ノックが終わりストレッチをして明日メンバーが発表され背番号が渡された
1番ピッチャー岸
2番キャッチャー一ノ瀬
3番ファースト望月
4番セカンド氷室
5番サード五十嵐
6番ショート川端
7番レフト品川
8番センター草薙
9番ライト朝倉…
スタメンは1年でいく、代打や守備固めで2、3年は使っていくからと監督に言われたが不満を隠せない先輩達だったが先輩達はわかっていた、こんな天才達に勝てるわけがないと。
そして大会初戦を3回コールドで勝ち、続く2回戦と3回戦は5回コールド
準決勝では7回まで戦ったが8対0で勝利した
岸はこの大会で今、20イニング無失点できている
そして決勝、勝てば全国大会の前日、放課後の帰り道
大島「魁星はすごいね〜もぉ、全国大会目前だもんね!」
岸「まぁね!でも、俺だけで勝ち上がってきたわけじゃないからな」
大島「私の応援のおかげでしょ?」
岸「なんでそーなる!点取ってくれるあいつらのおかげだって言いたかったの!」
大島「嘘だって!確かにあんなチームメイトだと心強いしね!」
と、笑いながら言った
岸「まぁ、多少はお前の応援のおかげかもな…」
ボソッと呟くように言った
大島「え?なんか言った?w」
岸「なんにもないよ!」
家に着いたので優子と別れると姉から明日の試合優子ちゃんと応援行くからね!と言われたので適当に返事をし明日のためを思って寝た


大会当日
いつも通り岸はベッドから起き上がりジャージのまま外へ出て軽く2キロ走り朝食を済ませ集合場所に向かった
そして、決勝の会場まで進み監督から今日のスタメンと打順が発表された
1番センター草薙
2番セカンド氷室
3番ショート川端
4番キャッチャー一ノ瀬
5番サード五十嵐
6番ファースト望月
7番ピッチャー岸
8番レフト品川
9番ライト朝倉
スタメンはいつも通りで下位打線が少し変更しただけだが発表され監督に行ってこいと言われてホームベース越しに相手に挨拶をし表の攻撃なので一度ベンチに帰った
そして試合は7回の最終回にまで進み点差は6点リードで守備につくが岸がここまでほぼ全打者を三振に取っていて余裕の表情の岸が最後のイニングも三者三振で締めゲームセット
皇京シニアが全国の切符を手に入れた
そして次の日の新聞には
皇京シニア圧倒的勝利や、スタメン全員1年!など、常勝軍団とまで書いてる記者もいた
全国大会初戦も5対0で快勝し2回戦、3回戦、準決勝までも5点以上の点差をつけ快勝
岸は未だ大会防御率0.00の好投で勝利している
そしてついに全国大会決勝の日が来た
監督「よし、今日は決勝だ!みんな思い切って行くぞ!」
みんな「おう!」
岸「なぁ、一ノ瀬!俺ちょっとトイレ行ってくるわ!」
そう言い残してせっせと1人でトイレに行った岸に
久野「やぁ、君が岸くんかい?」
岸「あぁ、そーだけどお前誰だ?」
久野「自己紹介が遅れたね!
俺の名前は久野 蓮真キャッチャーだ今日の対戦相手の4番だよ?」
岸「へー、お前4番なのか!でも、体格がいいようには見えないけどなぁ…」
久野「あぁ、俺1年だしね!まだまだこれから体つくっていかなきゃいけないけど、実際、この福島シニアでは俺が1番打力あるからね〜」
岸「そーなのか!なら対戦が楽しみだな!」
久野「あぁ、楽しみにしてるよ!それじゃあね!」
と相手の4番の久野と別れてみんなのとこに戻って来たら一ノ瀬から
一ノ瀬「長いトイレだったな、緊張してるのか?」
岸「まっさかー!
ちょっと気の合うやつと話してただけだよ」
一ノ瀬「そうか、それなら良い」
岸「よし、今日も勝つぞ!」
みんな「おー!」
ホームベース越しに相手に挨拶を済ませ皇京シニアは裏の攻撃なので守備につき試合が開始した
1回を三者三振に取り好投な岸だが打線がつながらず無得点2回に4番久野にツーベースを浴びだがその後を3人で終わらせた、久野は岸を見てほほ笑むとプロテクターを付け守備についた2回も久野のリードの前に苦しめられている皇京シニア
久野の2打席目は三振に打ち取った
結局6回裏も久野のリードの前に無得点だった
7回表岸は四死球でランナー1塁で久野
久野(さぁ、来い!)
川端とはまた違った威圧感を感じながら岸は振りかぶって投げた
ズパーンッ
アウトコースギリギリストライクテンポ良く2球目は高めにスライダーを見送られボール
カウントワンボールワンストライクで3球目インハイに投げた
ガキンッ パシッ
久野はピッチャーフライに倒れワンナウト1塁だが後2つのアウトを軽くる打ち取って裏の攻撃は品川から打撃は得意ではない品川だがヒットで繋げ打席には好打者の草薙だが手堅く送りバントでワンナウトランナー2塁で氷室がヒットで繋げワンナウトランナー1塁3塁で打席には川端
川端「しゃー!打ったるわ!」
ブン ブン ブン
三球三振で川端が倒れたが4番一ノ瀬が打席に入る。
そして
カキーンッ ドンッ
一ノ瀬のスリーランホームランでサヨナラ勝ちをし、表彰式後のインタビューなどを受けたあと
久野「いやー、負けたわw岸くんはやっぱスゲーな!」
岸「お前こそ俺の全力ストレートをツーベースなんて、タメの日本人に打たれたの初めてだよw」
久野「そーなのか!なら少し嬉しいなw
でも次はホームラン打ってやるからな!お前の無失点記録は俺が破るからそれまで点とられんなよ!」
岸「何言ってんだw俺から得点?取れるもんなら取ってみろ!」
久野「あ、やっべー!そろそろ俺らのバス出ちまうから行かなきゃ!」
岸「あぁ、そーなのか…
んじゃ、次は春の大会でな!」
久野「おう!またね!」
久野と別れてチームのバスに乗りそれぞれ自分の家に帰り次の日選手と保護者達で監督の家で優勝バーベキューをした。
監督「3年は引退だが1、2年は今年の春も優勝をと取り来年の夏にもこの最高の瞬間を味わおう!」
1、2年「はい!」
一ノ瀬「おつかれ、良く最後まで投げてくれたな」
岸「いやいや、投げるのが俺の仕事だろ?」
一ノ瀬「まぁ、そーだなw
なぁ、岸、」
岸「どーした?」
一ノ瀬「監督から3年が引退したらお前がキャプテンになれって言われたんだ」
岸「おぉ!スゲーじゃねーか!」
一ノ瀬「俺自身も嬉しいことだ、でも、2年生のことも考えると…」
岸「何言ってんだよ、俺には監督はお前がキャプテンならこのチームはもっと強くなるって思ったからお前をキャプテンに任命したんじゃないと思うんだけどな〜」
一ノ瀬「そ、そーなのかな」
岸「まぁ、あんまり深く考えずに気楽にやれよ!」
一ノ瀬「あぁ、ありがとうな!おれ、この話受けることにするよ!」
岸「そーか!まぁ、頑張れよ!あ!川端俺の育ててた肉返せ!」
川端「お前の肉じゃねーだろ!」
大島「魁星!」
岸「あ、優子どーしたんだ?」
大島「監督さんに誘われてまぁ、私はあんたの保護者みたいなものだからね!w」
岸「何言ってんだお前wさっさと食いたいから焼いてくれ!」
優子「わ、私焼き係なの!?」
岸「まぁ、固いこと言うな!さっさと焼いてくれ!」
優子「しょうがないなぁ…」
こうして岸達の初めての夏が終わった。

■筆者メッセージ
次は春の大会です!
下手くそですが見ていってください
世界の始まり ( 2016/01/03(日) 03:47 )