第1章 中学編
1話
監督「今日から我がリトルに入る9人の大物ルーキー達に自己紹介してもらおうか。」
一ノ瀬「それじゃぁ、俺から行かせてもらうよ。
西京シニアから来た一ノ瀬 駿太です。ポジションは捕手です。よろしくお願いします。」
選手A(おい、あいつ西京の一ノ瀬だろ?)
選手B(あぁ、日本一のシニアになったあの有名な)
そして8人の自己紹介が終わり。
監督「あれ、1人足りねーな」
慌てたような表情の少年がこちらに走ってきた
タッタッタッタッ
岸「すいませ~ん!遅れました!」
監督「おー、来たか。
練習始めるところだったぞ!」
岸「いやー、すいません。
時差ボケで寝てました。」
監督「君が噂の投手か!
まぁ、良い。自己紹介してくれ」
岸「はい!」
少年は笑顔で返事をして自己紹介した
岸「岸 魁星です!
ポジションは投手です!
よろしくっす!」
川端「なぁ!お前アメリカでノーヒットノーランした岸か?」
川端が岸に迫って聞いてきた
岸「そーだけど、なんで知ってるの?」
そこに駆け寄った氷室が
氷室「そりゃー、ニュースとかにもなってたしな!
お前すっごく有名人なんだぜ。」
岸「そーなのか!
それは嬉しいなw」
笑顔でそう答えると
川端「てことで1打席勝負しようぜ!」
岸「良いぜ!勝負だ!」
そう言うと岸は5球投げて川端に肩ができたと伝えると川端は打席に立ち2回だけバットを振った。
その音はとても中学1年生いや、中学生の出せる音ではなかったが岸は笑顔で一ノ瀬にキャッチャーを頼みマウンドに立った
川端「いつでも来いよ」
構えた瞬間殺気のようなオーラを放つ川端に対して笑顔で余裕を見せる岸は一言、行くぜ!と言って振りかぶって1球目を投げた。
ズパーンッとインハイに構えられたミットに強烈な音を立て吸い込まれた。
川端は言葉を失い自然と笑みがこぼれた。
川端「次は打ーつ!」
そう言って構え岸も振りかぶって2球目を投げた
ズパーンッ ブォン
川端 一ノ瀬「!?」
一ノ瀬(マジかよ、川端が振り遅れただと…なんて伸びのあるストレートだ)
川端(俺が振り遅れた…
こんなの初めてかもな。)
岸は振りかぶって3球目を投げた
ブォン ドンッ
川端「なっ!?」
一ノ瀬(これが岸のスプリットかよ。ストレートと変わらないスピードからバッターの手元で変化したにもかかわらず地面に当たる落差これはスゲーな)
岸「しゃー!俺の勝ちだ!」
川端「くっそー!お前スゲーな!」
岸「まぁな!ところで、お前名前なんていうの?」
川端「お前名前知らんのに勝負受けたのかよ」
岸「まぁ、断る理由もなかったしな!」
監督「岸、お前は後で個人的にみんなで自己紹介してもらえ!
とりあえず練習開始だ」
みんな「はい!」
監督「あ、それと、新しく入った9人は明日練習試合を組んでおいた。実力は知っているが、一応だ。相手は3年生だから胸を借りるつもりで戦えよ!わかったか?」
みんな「はい!」
そして初めての練習が終わりみんなそれぞれの家に帰った。
岸「お、待っててくれたのか!」
大島「偶然通りかかったから待ってあげようと思っただけよ!」
こいつは大島 優子、俺の幼馴染。
アメリカの学校で知り合って日本人ってのもあり仲良くなった。
大島「ねぇ、試合とかいつあるの?」
岸「明日あるよ」
大島「え!明日あるの!?
見に行ってもいい?」
岸「別に見にくるのは個人の自由だろw
まぁ、日本での初勝利見守ってくれよ!」
大島「OK!それじゃぁ陽菜さんと行くね!」
岸「あー、まぁいいけど…」
ちょっと嫌そうに返事をしたが大島は完璧にスルーし家についたので別れた
岸「ただいまー、明日試合だから飯食ったら風呂入ってねるわー」
陽菜「え!明日試合なの!?見に行ってもいい?」
岸「あ、そう言えば優子が陽菜誘って見に行くって言ってたよ」
陽菜「わかった!優子ちゃんと見に行くね!」
岸「へーい」
晩飯を食べ風呂に入りベッドに寝転がったらケータイが鳴ったのでケータイを開いたら優子から明日がんばれよ!ときていたので完全試合したら焼肉奢りなと返信し寝た。

世界の始まり ( 2016/01/02(土) 18:37 )