01
「マジすか女学園」と言えばもっぱら喧嘩ばかりのヤンキー高校というレッテルが貼られていたが、そのレッテルもここ1年半で剥がれてきた。校庭で殴り合いをしていた生徒も少なくなり、チームごとの抗争もほとんど無かった。今でも不良生徒は沢山居るものの、無意味に暴力を振る生徒は居なくなっていた。
入学生にはヤンキー以外にも見た目が真面目そうな生徒も居て、偏差値皆無の高校ではあるが普通の学園としても成り立ってきている。
元々外見はヤンキーでも中身は年頃の女の子である。強がっていた生徒達は新任の斉藤祐樹の優しさにより外見が剥がれ、素の自分を見出すことができた。特にチーム火鍋のリーダーのウオノメこと高橋朱里は祐樹に毒気を全部抜かれすっかり恋愛を楽しむ女子高生になった。ヤンキーの面影は残っていない。
『暴力を振るわない』祐樹の影響でそれを心に決めた生徒は多い。
平和な日常、穏やかな日々が続く。だからこそ荒れ狂っていた時期のことを忘れ、今まで味わえなかった『青春』というものを噛み締めていた。
ただ身体的な痛みは無くなった分、心の痛みを思春期ゆえ受けることが多くなったようだ。
今日も祐樹は図書室で1人の生徒に愛情を注いでいた。頑固な性格ゆえ素直になれず最愛の友人と喧嘩をしてしまったのだ。おそらく本人も寂しいのだろう。だが自分から弱みを見せることが出来ない。意地になっているのだ。
そんな生徒のお尻を支え男性器を後ろから膣に挿入するとゆっくり腰を振る。彼女は処女だった。
ただ同性同士の行為は何回もしていた為か祐樹の生の男性器はすんなりと入り、彼女はエクスタシーを感じることが出来た。
「痛くない?」
「うん......痛くないよ。でもバックって恥ずかしいな」
祐樹の方を振り向きニッと笑顔を見せる。彼女の魅力はなんといっても明るい笑顔だ。この笑顔は周りの人を元気にさせ祐樹自身も何度も元気をもらっていた。だからこそ落ち込んでいる彼女を助けたかった。
くっくっと腰を振ると甘い声を出す。彼女は筋肉質なのか声を出すと同時にキュッと膣がキツく締まる。大きめのお尻も弾力があり、朱里の肉付きの良い柔らかさとはまた違った感触だった。
「あんっ.....あっ......あっ......」
ゆさゆさと身体が揺れると。木製のテーブルから軋む音が聞こえる。図書室に人が訪れることは殆どない。それにカーテンを閉めて鍵も閉めているがこの軋む音が外に漏れて不審がられるかもしれない。彼女達との秘密の場所にするために新しいテーブルを買わなければ。
「ああんっ先生っ......激しいよ」
「ごめん痛かった?」
「ううん、痛くはないけど急に激しくなったから。先生まじで変態だよね」
ヘラヘラと笑って祐樹を揶揄う。生意気な表情を見せるのも彼女の特徴だった。
「真子だって変態でしょ。寂しくてセックスしたいなんて言うから」
「はぁー? 誘ったの先生じゃん。大体にして生徒に手ぇ出すってどういう神経してんのよ」
「はいはい。そんなうるさい生徒にはお仕置きです」
「んっ……! ダメ優しくして……」
祐樹は再び腰を振りはじめる。真子のお尻に当たりパンパンと小気味良い音が鳴った。
アンアンと喘ぐ真子の声は何かを欲しているように聞こえる。かつての南那もそうだ。だったら南那に精一杯の愛情を注いだように真子にも愛情を注がなければ。