09
「うちの処女受け取ってくれへんか?」
「......いいんですか僕で?」
「だからこうやって身体を許してるんやろ」
こうやって人に隙を見せるのは初めてかもしれない。自分なりの好意の示し方だ。すると背中にあった祐樹の手がゆっくり下へと向かっていった。そしてスカートの上からお尻に触れてくる。思わずピクッと身体が反応した。
「こう言うことされても平気?」
「あんたの変態具合なんてとっくに知ってるわ。言うとくけどうちは許婚もおるんやで。処女なのも今のうちやと思うよ」
「へー、じゃあ近いうちに結婚するんですか」
「多分。マジ女卒業したら一緒になるんやない」
祐樹の手がスカート中に侵入してくる。足の付け根あたりを執拗に撫でてきた。
「由依さんも変態なんですね。許婚が居るのに」
「最初は自分で決めた人としたいやんか。その許婚は優しいし旦那にするのには最適なんやけどな。まぁこれからは処女やと偽ることになって申し訳ないわ」
祐樹の右手が今度はどこへと向かうか感覚を研ぎ澄ました。今は雨で湿ったパンツの上からお尻を撫でている。それも心地よかった。もう少しこのままで居たい。そう思った途端祐樹の手が秘部へと滑り込んだ
「あっ......」
おそらく中指だろう。秘部の下の方をクニクニといじられている。自分が処女だからなのか、こんなに感じるものなのだろうか。
「んんっ......」
「由依さん可愛いね。そんな声出すんだ」
「......うるさい」
あまりの恥ずかしさに言い返すのがやっとだった。いつも高飛車でいる自分が少しずつ崩れようとしている。ラッパッパのおたべとしてのプライドを保つように意識を集中させた。お構いないしに祐樹の指がパンツの中に侵入する。そして直接女性器へと触れた。
「ひゃんっ......」
その瞬間自分の中のプライドが崩れ去り、祐樹への服従が決まった。