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中指の指先を朱里の女性器に沈め、溢れるトロトロの愛液を書き出すようにクニュクニュと動かした。少し熱めの膣の中、感じやすい体質なのか、朱里の膣は受け入れる準備が出来ているようだ。
「あぅ......んっ......んっ」
「痛くない?」
「痛くないよ......でも恥ずかしくて死にそう」
未だに朱里は顔を隠していた。パンツは途中まで下ろされ、卑猥な格好の為に祐樹の顔を見れないでいる。指で弄り続けると、愛液が溢れ手の平が汚れる。祐樹は薬指も挿入し奥まで沈める。
「あっ......! んんっ......!」
大きな声を上げるとともに祐樹の指が締め付けられる。早く挿れて朱里と一つになりたい。もう受け入れる準備はきっと出来ている。だが焦ってはいけない。朱里のエクスタシーを考えてあげなければ。指をゆっくり出し入れをすると朱里は甘い声を出す。
それが数分続いた。祐樹の男性器は硬度を保ったままだ。
「んっ、先生......」
「どうしたの、朱里」
「おちんちん挿れていいよ......朱里早く先生に奪われたい」
「うん。朱里がそう言ってくれるの待ってた。今日は朱里の大切な日だからね」
「入んなかったらごめんね......」
「大丈夫。入るよ」
まだそんな心配していたのか。思わず祐樹は笑うと朱里のパンツを外して両足を抱えた。さすがに祐樹も背徳感が沸いてきたが、朱里を愛する為という気持ちの方が圧倒的に大きかった。避妊具によってギチギチに締め付けられている男性器を朱里の膣に合わせ、亀頭を擦り付けた。朱里は小さく声をあげた。
「挿れるよ......」
「うん......」
ズプッと亀頭が朱里の中に入っていく。避妊具を通して温もりが伝わる。朱里は相変わらず顔を隠している。そのせいか途端にこの瞬間を見て欲しいという気分になった。
「朱里、挿れるところ見てごらん」
「無理......無理だよぉ......」
朱里は頭を横に振った。祐樹は身体を伸ばして腕を掴んだ。抵抗する朱里だが力では祐樹の方が断然上だった。
久しぶりに目を開けた気がする。頭上にある電気が眩しい。恋人が優しい顔で自分を見つめていた。
「先生、大好きだよ......」
「僕も朱里が大好き」
笑顔で見つめ合うと恋人の大きな男性器が自分の中に入ってくる感覚があった。そして何か自分腟の中にある何かが邪魔している感覚も感じた
「はああ......っ」
「んっ......痛いと思うからゆっくりするね」
「うん......」
半分ほどまで入ると、祐樹はさらに慎重になった。南那とのセックスの際に南那は痛がる素振りを見せていた。それが今でも脳裏に焼き付いている。少しでも快楽のまま初体験を終えさせてあげたい。胸を優しく揉みながら少しずつ少しずつ挿れていく。
「あっ......あっ......先生」
少しづつ男性器が深く入っていく。抵抗するように締め付けている膣が気持ち良かった。これだけでも充分かもしれない。やがて、2人は何かの壁を乗り越えた感覚がした。男性器は根元まで入り時間をかけながら挿れたおかげか朱里は痛がるそぶりをあまり見せなかった。
「気持ちいい?」
「うん......ほんのちょっとだけ痛かったけど、気持ちよくて気にならなかったよ」
「良かった。じゃあこれから動くね」
「先生も気持ちよくなってね。あっ......あっ......」
腰を軽く振ると、朱里は声を出す。結合部から愛液が溢れ、下に敷いていたタオルに染みがついた。このタオルは血が出てもベッドを汚さないようにと祐樹が敷いたものだった。
徐々に腰を振る速度を速める。卑猥な音が部屋に響き渡り、朱里の声を出す感覚も短くなった。
「朱里、朱里.......」
「んっ、先生、んっ......」
生徒と教師の関係は決して清純なものではない。それでも愛し合っている。湧き上がってくる気持ちよさと共に朱里への愛情もまた最高潮に達しようとしていた