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女の子独特のシャンプーのいい香りがする
そしてなにより、口には今まで感じたことのないような感覚が広がっていた
長い、長い俺のファーストキスが終わりを告げた
松井が唇を離したのだ
「山本くん…私ね…」
ドクンッ
ドクンッ
心臓の鼓動が早くなる
足が小刻みに震え始めた…
「山本くんのことが好き」
松井から発せられた言葉は深く、深く心の中まで染み込む
木崎、お前が何を言いたいのか俺はまだ分からない
でも、松井の真剣な目や優しさを見て決意した
俺は一歩前へ進むよ
俺はゆっくりと言った
「俺も好きだよ」
二人はもう一度唇を重ね合わせた
街灯に照らされた二人のシルエットはとても綺麗だった