第六章
02


「はい、分かりました。ありがとうございます…」

「気をつけてね。無理しないように」

「はい。さようなら」


結局5時間目の途中で頭痛に襲われ早退した

保健の古川先生は若くてきれいな人だからみんなに人気がある

たまにアニメの話をすると止まらないときもあるけど…


そんな古川先生に送り出され学校をあとにする俺


あー、しんどい…

俺も松井みたいに休んでたらよかった…


そんなことを考えながら家についた


ガチャ…

「ただいま…誰もいないよな…」


ドサッとベッドに倒れた俺は着替えもせずそのまま眠りについた








ピーンポーン

二時間くらいした頃だろうか

俺はチャイムの音で目をさました


うわ、汗で制服濡れているし…

「はーい」

誰だろう?

そう思いインターホンの画面を覗くと…

「あ…向田さん…」

向田さんが来てくれた。

もう一人いた…誰だろう?見たことない子だ


扉を開けて外に出る

「どうしたの?向田さん」

もう一人の女の子がジロジロ見てくるので少し居心地が悪かった


「これ…きょうの手紙。進路調査も入っているから」

「ありがとう。わざわざどーも」


「なるほど…この人ね…うん…」

この子はいったい誰なんだろう

向田さんの友達だと思うけど…


「李帆ちゃん。もういこうよ…手紙渡したし」

向田さんがあきれがおで俺のことを観察している女の子を呼ぶ


あ…李帆ってもしかして阿比留李帆か

向田さんと仲いいって聞いたけど

なんか全然タイプが違うな…


「あの難攻不落の茉夏と二人で帰った雰囲気は何となくわかった…」

「変なこと言わないで!じゃあね山本くん。しっかり休んでね」



風邪のせいか…

あの阿比留ってこが全くわからない…

向田さん焦ってたし…






もう一度寝るか…

■筆者メッセージ
今日は更新できましたw
BBQ ( 2013/09/17(火) 22:00 )