第五章
08


白いお洒落な壁の塗装がしてある一軒家の目の前についた

松井の家だ


「ハア…着いたぞ…」

元々風邪気味で雨の中走ってきた俺の体はもう限界に近かった

少し目眩がする…今にも倒れそうだ



「うん…ありがとう。また明日ね」

「じゃ…な」



上手く声も出せない

俺も早く帰ろう…



これ程過酷な状況でも雨は容赦なく降り続ける



「あっ…」

バランスを崩した俺の体は地面に叩きつけられた

ダメだ…立ち上がるほどの気力が残っていない…



「うっ…!」



突如やって来た激しい頭痛によって俺の意識は途絶えた



























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BBQ ( 2013/09/14(土) 23:58 )