奈々…5月
5月3日…朝
再び目を覚ますと、既に外は明るくなっていた。

時計は10時。彩希はあれから8時間も寝ていたようだ。

おかげで昨晩の酔いも醒めた。

ただ再び目を覚ましても、そこに奈々がいるわけでも部屋に何か変化があったわけでもない。

広い部屋にただ一人。周りに何もない。

彩希はまだ裸だった。

ただっぴろい部屋にポツンと"置かれた"ような感覚になった彩希は若干の恐怖すら覚えていた。

そんなただ"置かれた"状況のところに私が戻ってきた、そんなところだった。

彩:奈々?

奈:あ〜ゆうちゃん起きたのぉ?ちょっとぉ…裸?服着なよぉ!

彩:え?洋服もパンツも何もなくなってるんだけど…

奈:あ!奈々が昨日の夜間違えて持って行ったのかも…酔ってたし笑

彩:そうだったの!なーんだ心配した(笑)とりあえず裸は寒いし洋服欲しいなぁ(笑)

奈:ごめんごめん(笑)はい!とりあえず私の貸してあげる!

彩:ありがと(笑)

奈:そういえばゆうちゃんこの後どっか行く?

彩:うーん…今日は帰ろっかなぁ?

奈:分かったぁ(笑)今日はありがと〜♡ちゅっ♡

彩:あぁ〜奈々♡じゃあ私も♡ちゅっ♡

そうして彩希は帰っていった。彩希が帰ったあとの部屋に私は一人座っていた。

…ゆうちゃんの寝顔可愛かったなぁ。写真…撮っちゃった(笑)
この写真…宝物だなぁ♡好きな女の子が何も着てないんだもんなぁ…♡

とにかく興奮していた。恋愛感情を抱いている友人のありのままの姿を見たのだから。

この後の行動に迷っていた。手には彩希の下着が握られている。可愛いピンクのキャラクターが書かれた下着。まるで小学生のような。
とりあえず彩希の下着…をタンスの中にしまった。

日は既に空高く昇っていた。

■筆者メッセージ
どもーいよいよ実際の日付に追い越されました()これからどんどん飛ばせればいいんですけどねぇ…。

やっぱり語彙力を磨きたい。

と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!
はっぱ ( 2018/05/08(火) 23:10 )