齋藤飛鳥
爪先


「どうです?キレイでしょう?……私の爪」
「でもちょっと、伸びすぎてしまって」
「明日までに切ってくるように、部活で言われてしまったんです」
「せっかくなんで、ちょっと遊ばせてもらいますね?」
「こうやって……爪だけで亀頭を……コリコリって……」
「あははっ。どうしたんですか?ビクビク震えて……」
「ただ、爪でちょこっと引っ掻いただけなのに」
「ほんと、どうしようもない、包茎早漏クズペニスですね……」

そう言うと、飛鳥は右手の五本指全体¥で、まるで猫のように爪を立て、ずぶずぶと亀頭に食い込ませた。
よく手入れをされて、つやつやと輝く白い爪が、僕の亀頭をカリカリと弾く。
人差し指と薬指でカリ首を、中指は鈴口を、親指と小指は、裏筋を……。
手も繋いだこともないその指先で……一番敏感な部分を引っかかれて……。
僕は、うめき声を……抑えられない……。

「相変わらず、気持ち悪い喘ぎ声ですね」
「同級生の女子に、指の爪だけでいじくられて……」
「はあはあ、興奮しちゃって……」
「なんですか?この裏筋の……コリコリしたところ?ここですか?ここ、引っ掻いて欲しいんですね?」
「いいですよ……はい、コリコリ、コリコリ」

あひゅっ!
裏筋を、ぞんざいにゴリゴリと刺激され、思わず変な声が出てしまう……!
爪先の裏筋責めで、カウパー液が、ドッと噴出される……。

「ちょっと!……ナニ、汚いお汁ぴゅっぴゅしてるんですか?」
「爪で引っ掻いただけで、粗末なクズペニスを、いやらしくお汁でテカテカさせて」
「そんな締りのない、お漏らし包茎しこしこペニスは……こうですよ?」

飛鳥は、五本の指の爪を全て、僕のペニスのカリ首に沿わせると……
ぞりっ……!ぞりりっ……!!
とカリ首のみを引っ掻いた!

「あはははっ。ほらほら、辛いですか?」
「こんなに爪を食い込まされて……弱点の貧弱カリ細ペニス、ガリガリ責め立てられて」
「面白いくらい、前かがみになるんですね……」
「いいですよ、その格好……女子に屈服して、ただ射精を堪えるためだけに、必死になってる……最低のシコシコせんずりポーズですね?」
「今日はこのまま……爪コキで……お射精させて、あげますね?」

ホンの少し笑う、飛鳥の表情。
僕はゾクッと、背中に冷たいものを感じつつ……
期待で、さらに勃起してしまう。

「ふふ、期待しちゃいました?ペニスが、ぐっと上を向きましたよ?」
「それでは、改めて……亀頭全体にしっかり、爪を立てて……」
「上下に、ゆっくり……ハイ、こきこき……こきこき……」
「裏筋も丁寧に……ゴリゴリ、音がするくらい、引っ掻いて……」
「亀頭の表面の……すべすべした部分に……赤く引っかき傷が残るくらい……深く」
「カリ首に食い込ませて……チンカスお掃除、してあげますね?」
「やばいくらい、汚いお汁が出てますよ?」
「射精、するんですね?」
「爪だけで、亀頭引っかかれる、爪コキで、汚い射精汁、吐き出すんですね?」
「いいですよ……ワタシの爪で、射精犬のせんずり亀頭、絞ってあげますから」
「お射精、なさい……」

ガリッ!
と亀頭全体を引っ掻かれて、僕は射精した。
ドクドクと際限なく飛び散る精液を、飛鳥の指は、微動だにせず、受け止めてくれた。
残酷なほど、無表情な飛鳥の顔……。
なんて、美しいんだろう……。

「はい、上手にお射精できましたね?かわいいですよ、その【ちんちん】のポーズ」
「バカ丸出しで」

無意識に、犬のようなポーズを取ってしまっていた……。

薄暮 ( 2018/01/01(月) 07:32 )