齋藤飛鳥
膝枕


「ふふ、平手さんは、こういうこと、してくれたんでしょうか……?」
「してくれなかったでしょう。彼女、ツンデレっていうか、ツンツンですから……」
「ワタシはね、平手さんとはちょっと違うかもしれませんよ……」
「アナタを、同じ人間の男の子だなんて微塵も思わずに……」
「心底、見下してさしあげますね……」

放課後の音楽室。
飛鳥は、僕の下半身を丸裸に剥くと、床に仰向けにさせて………
膝枕をしてくれた。
ちょこんと正座した飛鳥の、短いスカートからのぞく太ももの感触を、僕は後頭部に感じた。
勿論、既に勃起しきったペニスは、空中に向かって屹立し、先端からはカウパーが滴り落ちている。
飛鳥の端正な小顔が、僕の顔を覗き込んだ。

「くすくす、ド包茎の粗チンペニスを精一杯、おっ勃てて……」
「ぴゅるぴゅる、恥ずかしいお汁をこぼしてしまうんですね?」
「まだ一ミリも触っていないのに……」
「ワタシの太ももの感触だけで、勃起、してしまったんですね?」
「あら、だめですよ……お着物が、半分、めくれかかってるじゃないですか?」
「こんなカリ細子供ペニスの分際で……包皮を脱ごうだなんて、生意気ですよ」
「せんずり包茎シコシコお射精猿のクセに」
「わきまえて、下さいね…………」

瞬間。
僕を覗き込む飛鳥の顔が、ゾッとするほど冷酷に変化した。
そして、半分剥けかけていた、僕のペニスの包皮を両手の指先で、つまみ上げる。
そのまま、グイと包皮を引っぱり上げ、亀頭の先端まで持ち上げた。
包皮が亀頭をこすりあげる感触で、僕はビクッ!と、背筋を反らせてしまう。

「ほら、ちゃんと、お着物、着たほうが、子供ちんぽらしくて、ステキなのに」
「あら、でもやっぱり、お外にも出たがってるのかな〜?」
「こうやって……剥いたり……被せたり…………剥いたり…………被せたり…………」
「ふふ、コレ、面白いアソビですね…………被せたお皮をひん剥く度に、びくびくとペニスがお汁を吹き出して…………」
「自分の包皮でこするだけで感じてしまうなんて…………お手軽なペニスですね」
「これ、なんていうか、分かりますか?」
「皮コキ……て言うんですって」
「平手さんが、教えてくれたんですよ?」

おもちゃを弄ぶように、包皮で亀頭をこすりあげる飛鳥。
学年一のハーフ美少女に、ペニスの余り皮だけで感じさせられて、
最低にみじめな手コキ……
いや、手コキじゃない、皮コキ、だ…………

「あらあら、もう限界みたいですね?」
「ワタシ、まだ指一本、使っていませんよ?」
「アナタが自分の包茎ペニスの包皮で勝手によがってるだけですよね?」
「それなのに、射精しちゃうんですね?…………ふ〜ん…………」
「きっと、世界一、お手軽で無価値な、安い射精なんでしょうね?」

そう言うと、飛鳥は仕上げとばかりに包皮をぐいっっと目一杯、
引き上げて、亀頭にずっぽりと被せた…………

「さあ、最後は、ちゃんとお外で吐き出しましょうね」
「泣いちゃ駄目ですよ…………」
「せえの…………」

ずりぃぃぃっ!と飛鳥は全力で僕の包皮を剥き下ろした。
その耐え難い快感で、僕は射精した。
背中が跳ね上がる瞬間、グッと、僕の後頭部を飛鳥が、膝枕に押し付けた。
びゅるびゅると噴出された精液が、僕の上にドボドボと降り注いだ…………

「さ、ワタシこれから、部活なんです。早く掃除して、出ていってくださいね」
「そう…………あと、5分で、この音楽室に、吹奏楽部の女子40名が集合しますから」
「アナタが早漏で、助かりました」
「あと5分、お射精をガマンできていたら、どうなっていたでしょうね…………?」

後頭部に残った飛鳥の太ももの感触が、ジンジンと、僕の頭を締め付けていた。

薄暮 ( 2017/12/22(金) 07:40 )