平手友梨奈
匂い


「とても似合ってるよ、その首輪」
「学校では見つからないようにね。ちゃんとボタンを上まで閉めるんだよ」
「これでキミは、ボク専用のオモチャだね」

友梨奈が、僕にプレゼントをくれた。
黒のチョーカー。それは、文字通りの【首輪】だ……。
もう僕は彼女なしではいられない身体になりつつある。

「どうせ昨晩も、独りではしたなくせんずりをコいたんだろ?」
「分かるんだよ……近づいてきただけで、精子の匂いがプンとするから」
「叱られると分かっているのに勝手に射精して……」
「いや、それとも、こうやって、叱られるためにわざと、しているのかな……」

友梨奈の小さな、柔らかい手の平が、僕のペニスを包み込む。
僕は両膝をつき、彼女にもたれかかる。
一瞬だけ、友梨奈の肩がピクっと震えるが、
憐れむような、蔑むような瞳で、彼女が言う。

「なんだ、本当に犬になっちゃったんだね?」
「ペニスをしごかれながら、ボクの肩にもたれかかって」
「こうやって頭を、よしよしされながら、射精したいのか」
「本当になさけないオスだな、キミっていう射精犬は」

言いながら、友梨奈も少しずつ興奮していくのが分かる。
僕のペニスをしごく友梨奈の指先が、亀頭のカリ首をきゅうきゅうと締め上げる。
もたれかかった肩から、友梨奈の匂いがする。
僕は思わず、首筋に鼻を寄せて、スンスンと匂いを嗅ぐ。

「ふっ、そんなにいいかい、同級生の女子の匂いは」
「ボクみたいなぼっち女の匂いを嗅ぎながら、手コキされてるだなんて」
「他のクラスメートが知ったらどう思うだろうね」
「ほら、もっと嗅がせてやるよ。匂いフェチの、変態センズリ君」

髪留めを外し、ぱさり、と髪の毛を、ボクの顔に落とす友梨奈。
僕はそれを、そっと両手で掴むと、鼻に押し当てて、匂いを嗅いだ。
シャンプーとほのかな体臭の混じった、女子特有の匂い。

「その姿をみんなに見てもらいたいよ」
「なんでもするんだな、キミは。もう人間の尊厳というものはなくなったのか」
「センズリも、射精も、すべてボクの思うままだ」
「さあ、お射精の時間だよ……」

射精する瞬間、友梨奈は右手で僕の亀頭を、グッと握りしめる。
僕は彼女に包まれるように、安心して射精する。

「今日から、独りでしごくのはナシだ。わかった?」
「すべての射精を、ボクの目の前だけでするんだ。いいね?」

逆らえるわけがなかった。







薄暮 ( 2017/12/19(火) 06:42 )