冬服
「ほら、どうした早漏クン?もうお汁が漏れてるじゃないか」
「困ったな、以前より、さらに射精が早くなったんじゃないか?」
「どうせ独りでも、ぜんずりをコいているんだろ?よくこれだけ射精できるよ」
呆れ顔の友梨奈。
今日も僕は、放課後の教室で、彼女にしごかれて出してしまった。
右手にべっとりと付着した精液を、彼女は無表情のままティッシュで拭った。
「少し、キミにはしつけをしなくちゃいけないな」
「誰が、しまっていいって言ったんだ?射精したてのペニスをこっちに向けるんだ」
「ふふ……何をされるかって?分かってるんじゃないか?」
「勿論、しつけ、だよ?」
射精したばかりのペニスの根本を右手で押さえつけると
左手で、亀頭を撫でるように擦る友梨奈。
その激しい刺激で、僕の身体が、思わず「く」の字に折れ曲がる。
「ほら、ガマンするんだ」
「男子は、射精した後に亀頭を刺激すると、悶え苦しむらしいからね」
「サッサと射精してしまう罰だよ……。苦しみも、ちゃんと覚えるんだ」
左手でグリグリと亀頭の先端を押し広げるように刺激してくる友梨奈。
一瞬、その親指が、グリッ! と、僕の尿道に押し込まれた。
瞬間、僕は……思わず、射精してしまった……
「うわっ……。正直、ちょっと、引いたよ……」
「しつけも出来ないじゃないか、キミのペニスは……。2回目は幾らなんでも、早すぎるだろう?」
「恥ずかしくないのかい?こんな地味子に、ちょっと触られて射精だなんて」
「蛇口が壊れてるんじゃないか、まるで精子を吐き出すケダモノだ」
そう言いながら、軽蔑の眼差しで僕の顔を覗き込む友梨奈。
捲くった長袖の袖口を直す仕草を見ながら、
そうか、今日から、冬服になったんだな……
そんなことを、何故か、ボンヤリ考えていた……。