平手友梨奈
転校


「なんだ?今日は元気がないな」
「ひょっとして、ボクが転校するから、ショックを受けているのか」

今朝のホームルームで、友梨奈の転校が告げられた。
彼女の口からは何も聞いていなかったので、寝耳に水、だった。
ずっとこんな毎日が続くと思っていたのに……。

「ふふ、キミのションボリしたペニスを見るのは初めてだな」
「そうか……キミは、仮性だったんだな……」
「いつもみっともなく勃起したペニスしか見ていなかったからね、普段は、こんなに分厚い包皮が、亀頭を覆っているんだな……」
「包茎、ていうんだろ。情けない、皮被り包茎だったんだ、キミは」
「別れの挨拶に、こんなのはどうだ」

つぷ、と友梨奈の指先が、まだ半勃起状態の僕のペニスの先端、その包皮の先に押し当てられた。
そのまま、じわじわと友梨奈の指先が包皮をまさぐるように内部に侵入する。

「おやおや、皮の中にお汁がじっとりと溢れてきたな」
「かり首をもたげて……なんだ、結局、勃起するのかい」
「しかし、包茎を隠していた罰だ。今日は、剥かずに射精するんだ」

そう言うと、友梨奈は左手で、グッと包皮を亀頭に被せてきた。
同時に、先端に差し込まれた右手の人差指は、ぐちゅぐちゅと包皮の中で亀頭を掻き回す。
その刺激で、僕は恍惚とした。
これが、最後の手コキなんだ……そう思うと切なくて、
僕は思わず、友梨奈を抱きしめてしまった。

「ふん、なんだ甘えん坊め……」
「まあいい、今日でキミの手コキも最後だからね、サービスしてやるさ」
「ほら、もっとボクの首筋に鼻を寄せろよ……犬らしくね」
「荒い息遣いだ……ボクにぎゅっとしがみつきながら、ボクの匂いを嗅いで……」
「皮被りの包茎勃起ペニスを、指先ひとつで掻き回されて……」
「惨めに腰を振りながら、ヨダレをたらして、射精する……」
「それがキミなんだ」
「クラスメートに手で簡単に射精させられて、ペットになって……」
「独りでのせんずりも禁止されて……毎日の射精を管理される」
「変態の射精動物、ケダモノ」
「そんなキミが、明日からまた、独りでさみしくシコシコできるのか」
「どうなんだ、この包茎せんずり射精ザル?」
「ボクの手を使わずに、お射精できるのか?こんな情けない、カリ細ペニスで?」

できない。
友梨奈なしで射精するなんて……
涙が溢れるのと同時に、絶頂がやってきた。

「ふふ、射精するんだな」
「キミの人生最後の射精かもしれないぜ……味わうんだ」
「さあ、感謝の涙を流しながら、ご主人様の手の中で」
「お射精、しなさい」

爆発するように、僕は射精した。
何度も、何度も、脈打つように精子を吐き出す僕のペニスを、
友梨奈は最後の一滴まで絞り出すように、ぎゅうぎゅうと握り続けてくれた……。

彼女の肩に頭を預けて、荒い息をついていると、友梨奈が思ってもいなかったことを告げた。

「キミをこのまま野放しにする訳にはいかない」
「間違いなく性犯罪者になってしまうだろうからね」
「主人として、ボクには責任がある」
「だからね、ボクの代わりを、見つけておいてやったよ」
「明日からは、彼女に面倒をみて貰うんだ……」
「ボクもたまには様子を見に来るからな」
「ちゃんと大人しく、しているんだ。いいね」

友梨奈がそう言うと同時に、教室のドアがガラリと開いて、1人の少女がそこにいた。
その少女は……

【第一章:完】



■筆者メッセージ
とりあえず終了。
第2章を始めるかは未定。
もし第2章で登場させて欲しい手コキ姫の希望があれば受け付けます。
蛇足なのでここで終われと言われれば、完結。
では。
薄暮 ( 2017/12/21(木) 10:29 )