堕落
30
レナはクスクス笑っている。アユミは布団に潜り笑っている。
しかし仲村も笑っている2人がツボにハマってしまいゲラゲラと笑いだした。
レナはニタニタしながら中村に言った。
「ねっ面白いだろ。笑い止まんないだろ」
「確かに笑いガ止まらないワハハハ」
「仲村、ジュースとお菓子を食ってみな?美味くてビックリするから」
シャブをすれば食欲は無くなるが大麻は食欲が湧く。
レナは大声で言った。
「さあ!お菓子パーティーだよ」
そう言うと買ってきたお菓子やジュースをベットに持ってきて食べだした。
「アユミ布団からでな」
レナはそう言うとアユミを布団から出した。
アユミはクスクスしながら仲村の顔を見ると大声で笑った。
「超ウケるんだけど、このオッサン」
シラフなら初対面の人間からそんな事を言われると頭に来るだろうがハッパで極まっていると親友のような錯覚を起こす。
仲村は笑いながらアユミに何がウケるか聞いた。
「オレのどこが面白いんだよ。アユミ?」
「アユミとかマジなれなれしいんだけど」
そう言うとアユミはベットで笑い転げた。
仲村も笑い転げるアユミを見て笑い転げた。
オッサンとガキが互いに目を合わせては笑いあっている。
レナはというと一人でお菓子を食べている。
「笑ってないで早くお菓子食べなよ」
「わかったよ」
仲村はそういって菓パンを口に入れた。
ハッパで極まっているので腹は減っていたがあまりの美味さに叫んだ。
「うめーーーーーーーーー」
アユミはそれを見てまた笑い転げる。
仲村は買ってきたコーヒー牛乳を空け飲みだす。
飲み物も異常に美味く感じる。レナが大量にお菓子やジュースを買って来いといった理由がわかる。
仲村は可愛いアユミはいるし食べ物は美味いし完全にテンションが上がってしまった。
「ウメーウメーコリャ美味いよ」
中年の仲村は年を忘れてはしゃいだ。
「あんたホント面白いね。バカ丸出しだよ」
レナはそう言うと笑い出した。
小学生のクラス会のようだ。とにかく楽しいし食べ物は美味い。
仲村はとにかお菓子とジュースを食いまっくった。
レナはニコニコしながら中村に言った。
「あんたなんかカラオケ歌いなさいよ」
「はーい僕歌います」
仲村はそう言うとアユミは笑い転げた。
アユミは仲村にハマってしまった。仲村が何かするたびに笑い転げる。

仲村は極まっている事をいい事にドラえもんの歌を入力した。
まずドラえもんの音楽でレナとアユミは大爆笑だった。
「頭テカテカ〜♪ ハゲてピカピカ〜♪ それがどうしたボク仲村隆志〜♪」
レナとアユミは大麻でキマっている為にこんなくだらないドラえもんの替え歌で笑い転げる。
レナは腹を抱えながら言った。
「あんたはホントに面白いね。芸人に成った方が良いんじゃないか?」
仲村はその言葉に喜んだ。
「わーい、わーいボクは明日からビートたけしだ。ダンカン馬鹿野郎。コマネチ」
ハッパで極まっているので何をしてもウケル。
全く似ていない仲村のビートたけしのモノマネで2人は腹を抱え笑い転げている。
「痛った。ちょっとレナケツ見てくれ。何か刺さってないか?」
音楽をとめて仲村はレナにケツが痛いからちょっと見てくれといった。
レナは言われると通り仲村のケツを見た。
「何も刺さってないよ」
「よく見てくれよ」
レナは仲村のケツに顔を近づけると仲村はレナの顔をめがけて「ブッ!」と屁をかけた。
「何すんだよあんた」
仲村とアユミは笑い転げる。


しばらくすると気分を取り直しレナは大麻をキセルに入れてまた吸い出した。
何口か吸うとキセルをアユミに渡し大麻を吸う事を勧めた。
アユミも何口か吸い仲村にキセルを渡したがレナがそれ以上吸うのをとめた。
「仲村あんたは初めてだからもうやめた方がいいよ。あんまり吸いすぎれば磁石に成っちゃうよ。後1時間でもして食べ物全部食ってから吸いなさい」
仲村は麻薬の事に関してはレナの言いなりだ。レナの言う通りに仲村は後で吸おうと思った。
レナとアユミは吸い終わると美味しそうにお菓子やジュースを飲みだした。
仲村も負けじと食べ三人は仲村の買ってきた食べ物をペロリとたいらげた。
仲村は昨日までシャブで篭り食べ物等ほとんど食べていなかった。ハッパでラリって買ってきたお菓子を半分以上食べしまった。
仲村とレナとアユミは3人でくだらない話をしまくっていた。

ハッパはシャブと違いあまりエロにはならない。ただハッパで極まればレナのような不細工でもシャブのようにきれいに見えたりするがさほどエロくは成らない。
初対面の人が大親友に思えたり、食べ物が美味く感じたり。何をされても頭に来ない。まさにラブアンドピースな麻薬だ。

レナはしばらくするとまたハッパを吸った。そして仲村に言った。
「仲村もう一回くらい吸えば?」
仲村は言われるとおりにハッパを吸った。

レナは疲れたのか吸い終わるとアクビをしながらベットに横になり。
「疲れたね。私はもう寝るよ」
レナは寝るのか?仲村はそう思った。
「私はもう寝るから、後は2人で騒ぐんじゃないよ」
と言って横になった。

仲村はアユミの方を見た。
アユミも仲村の方を見た。
目が合った。仲村は心でこれはイケると思い下心が騒ぎ出した。
しばらくするとレナは寝息を立てて寝込んだ。
仲村は下心が湧き出した。シャブほどではないにしろ大麻も多少はエロくなる。
仲村は大麻を吸うようにアユミに進めた。大量に吸わせもっとラリらせようとしたのだ。
レナが起きるといけない仲村は小声で言った。
「もっと吸いなよ」
「仲村さんは吸わないの?」
アユミはニタニタしながら尋ねる。
仲村は手招きするとアユミは仲村の近くに寄ってきた。そしてアユミの耳元でつぶやいた。
「ダンカン馬鹿野郎、コマネチ」
ハッパで極まっている為、アユミはレナが寝ているにもかかわらず大声で笑い出した。
やばいと思いレナの方を見るとレナは全く気にせずに眠っていた。アユミの笑い声位では起きないようだ。
仲村は調子付きアユミに見ててくれと言ってレナのベットまで向かうと寝ているレナの顔に「ブッ!」と屁をかけた。
仲村は笑いをこらえながらアユミの方に向かった。
アユミは案の定、ツボにハマってしまい笑いを堪えるのに必死でいた。
そんな事を繰り返しているとだんだん眠くなってきた。
仲村だけではないのだろうアユミもそのようだ。
「私もコレ吸ったら寝ます」
そう言うとアユミはキセルに大麻を載せて2,3口吸い込んだ。

シャブの場合は3、4時間は余裕でキマっているのだが大麻の場合は30分もすれば切れてくる。1時間もすれば全くのシラフの状態のようになるのだ。

アユミは大麻を吸うと。レナの横になりだした。


仲村は一人で取り残された状態になってしまった。
レナとアユミの場合は大麻は初めてではないのでしばらくすると眠くなるのかもしれないが仲村は今日が初大麻である。シャブの時のように新しい発見だ。
しかし2人は寝てしまった。
何か寂しい気持ちの仲村は三度目の大麻吸引をしてソファーに腰をかけ軽く酔っ払っている大麻の余韻に浸っていた。


案の定しばらくするとアユミも眠りについた。
仲村はレナとアユミが寝ているのか確認する為に大声で言った。
「ダンカン馬鹿野郎、コマネチ」
しかし2人は全く動じない。間違いなく眠っている
ここからは仲村の時間だ。仲村はニタニタしながらアユミの寝ている横に寝そべりながらアユミの髪の毛の匂いを嗅いだ。
女の香りがする仲村はアユミの顔の辺りをくんくんと嗅ぎだしてズボンを下げだした。
ズボンを下げヒリヒリチンポを出すとアユミのミニスカートから出る太ももにチンポをこすり付け遊んでいる。
しかし寝そべりながらアユミの太ももにチンポをこすり付けていると仲村自身も眠くなってきた。
仲村は睡魔と闘いながらチンポをアユミにこすり続けると、いつの間にか気が付いたら眠ってしまった。



「おい!この変態オヤジ」
仲村の頭に強い衝撃が走った。
仲村は驚き目を覚ますとレナが鬼の形相で怒り、アユミが冷めた目で仲村を見ている。
とっさに仲村は我に返った。

迎夢 ( 2013/07/31(水) 10:29 )