case.8 向井地美音
05
「っ!・・・はい、未央奈さん」

「あぁ、血よ、血・・・暗罪黒兎の血よ・・・んんっ」


「いちいち指を切るのも痛くてしょうがないんですから・・・」

「んっ、んん・・・」


血の流れる指を貪る未央奈。血を舐めながら自分の手でおまんこを弄り始めた。
そしてもう一方も、頭のネジが外れたように翔の一物を握っていた。


「んんっ!んん、はぁ、いっぱい、いっぱい搾り取ってあげる!」

高速で手を動かし、これでもかと精子を搾り取ろうとしてくる。
美音も自分の手をおまんこに持っていって、弄り始めた。
くちゅ、くちゅ、と音がしてきた頃に、美音は一物をくわえた。


「ふぉぉぅん、んん、ふぅんはぁ、こんな、立派なの、久しぶりぃ」


「はぁ、ぁん、ねぇ、もっと血がほしい・・・足りないのぉ」

「・・・まだですか・・・っ!」


痛みに耐えながら中指もナイフで切ると、二本の指をくわえさせた。
血が多いと未央奈のオナニーも激しくなるようで、くちゅ、くちゅ、という音がだんだん生々しい音になってきた。
翔は空いている左手で未央奈の手を掴んだ。


「未央奈さん、指がねっとりしてますね」

「んんはぁ、だって、たくさん血をくれるんだもん、もう気分がおかしくなっちゃう」

「責められてばかりでは嫌ですからね、こちらもやらせてもらいますよ・・・」

「あ、ぁあん、気持ちぃん・・・」


未央奈のおまんこはぐちゃぐちゃと音が鳴るほど、既に濡れていた。
血のついた指をしゃぶりながら責められて、未央奈は顔が歪んでいた。
過去にどれだけの男がこの癖に耐えられず、血と共に命も奪われたのだろうか。確かに癖としては危険なのだが、それを受け入れれば何てことはない、幼顔の女性である。

それは美音も同じだ。幼顔の割には胸も大きく、大人の女性である。
縄で縛るとこちら側もそそられるだろうが、縄を解いた美音の豹変もまた、何てことはなかった。

問題は祐唯に会うまでに別れを告げられるかどうかだ。未央奈は殺人犯“血女”であり、美音はこちらを縛りつけたように離れない。
本当に望んだ人が祐唯だと知ったら殺されてしまうかもしれない。
そんな事を考えていると、美音がフェラチオをやめたのに気づいた。


「ねぇん、あたしが壊れるまでガン突きして・・・」

「そんなに・・・」

「つまんない男ばっかりだったんだもん・・・久しぶりに立派な男に出会えたんだし、あたしが壊れるまでヤり尽くしましょ・・・?」

「・・・では」


お尻を突きだした美音。翔は一物をゆっくりと挿入させようと腰を動かした。未央奈から一旦指を離し、自由になった右腕。美音を抱き締めるようにして胸を揉んだ。


「あ、いぃ、揉まれて気持ちいいのも久しぶり」

「未央奈さん、ちょっと我慢していてくださいね」

「わかってる・・・」


物欲しそうな顔をしながらも、未央奈はベッドの上で翔と美音のセックスを見ていた。
柔らかい肌に肉付きのよい美音。セックスの見た目も映えた。


「あぁ、あ、あっ、あっ!気持ちぃぃっ、ぃいっ!」

「はぁ、あ、はぁっ・・・美音さん、し、締まる・・・!」


「ち、ちがうっ・・・あ、あな、あなたが、大きすぎ・・・」


美音が過去にどんな男と付き合ってきたのかはわからない。美音の性癖を考えたら、付き合おうとする男も逃げ出してきたはずだ。
縛られる事が好き、何も拘束してほしいという意味ではないはずだ。
それだけの愛を求めているという言い方が正しいに違いない。

今の翔は、今泉祐唯だけを求めてここまできている。その血が、愛が、祐唯を求めて。



「あぁ、あんたの胸に、血がついてる・・・」

美音の胸を揉んだ時に血がついたのだろう。我慢していた未央奈は血を見て反応してしまった。


「血が、血がほしぃっ」

「あ、あぁん、やめ、ひぁ!」


翔に立ちバックで突かれながら未央奈に胸の血を舐められては、美音も抵抗できない。
壊れるまでセックスしてもらう予定だったのが、もう理性が飛びそうだった。


「だめぇえんへぇんぇん」


「血を舐めてるだけなんですから。未央奈さんは美音さんの体に反応してるわけではありません」

「そんなぁぁん、あぁ、あっ」


もう少し弄んでやろう。翔はベッドに座って、美音の胸を揉みつつ、下から突き上げた。
時間をかけて美音の理性を壊すには丁度よいやり方だった。


「未央奈さん、これなら血を舐めるのに楽な体勢です。ナイフでもういっぺん切ってください」

「そんなにいいのね・・・わかったわ」

「っ!」


人差し指に三本目の切り傷ができてしまった。流れる血は美音の胸から伝い、下へ流れていく。未央奈は一滴も落とすまいと美音の胸、体を舐め回した。


「あぁ、やぁ!やめてぇぇ」

「気持ちいいでしょう?でも未央奈さんは血を舐めてるだけですよ?」

「もぅ、あ、頭が変にぃ」

「壊せって言ったのはあなたです、ですがそのやり方は自分の自由なんですよ」


「あぁんだめぇ!そんな、とこっ、舐めないでぇぇ」


へそ、乳首、人体の敏感な場所でも平気で舐める未央奈。血しか見てないだけに、舐め方は乱暴だったり、繊細だったり。
そろそろ次の手に出ようと、翔は指を未央奈にくわえさせると、美音を抱き寄せて正常位で突いた。


「あ、はぁ、はん、はぁん、げぇ、しぃい!」

壮流 ( 2018/01/24(水) 19:06 )