03
「はぁぁ、大きい、こんなのくわえちゃったら・・・逆に、喉奥、犯されそう・・・」
縄が無いと、美音は欲情が止まらなくなるようだ。翔の一物を握って動かしながら、おまんこに指を入れて掻き回している。
「んん、ふぉ、ほぉっ、はぁ」
「あぁ、いぅっ、お、お上手で」
フェラチオで簡単に絶頂に達してしまうのか、と思ったその時。
「すみません、まだですか!」
「おっと、お手洗いのお客さんですねぇ」
「ダメ、いかないでぇん、もっと、もっと欲しい」
「ちょっと、何してるんですか、早く出ないと」
縄を巻かなければ自我を無くした女豹。フェラチオをしようとする美音を制し、落ちた縄を拾って美音を抑えると、縄を胸の周りに巻いた。
「早くしてください!」
「まずい、早く出ないと・・・」
「あぁん、あたしを縛ってくれるの・・・?キツく縛って、お願いぃ・・・」
「縛ってあげますから、大人しくしてください!!」
「あぁ、あっ!いい!縄の感触っ、いぃ!私のこと縛ってくれる・・・気持ちいい・・・」
「ちょっと!大人しく・・・」
「何してるんですか!?中で何をしてるんですか!?」
「・・・まずい」
美音を縛る、などの言葉が外に聴こえたのか、どうやらこのお手洗いで強姦をしているのだと勘違いされたようだ。
翔はどうすべきか対策を練ったが、美音が落ち着かないとどうしようもない。アナウンスもないので止まることもない。
縄で縛り終えると、翔はひとつだけ案を思い付いた。あまりにも大胆で無謀だが、逃げるにはこれしか方法がなかった。
「美音さん、ちょっといいですか」
「ん・・・?」
静まってから5分。トイレの鍵が空いた。
「ちょっと何してたんですか!こっちはもう漏れそうなんですよ!」
「ああすみません、ちょっと私の彼女が戻してしまいまして。ちゃんと綺麗にしておきました、どうぞ」
「え・・・ああもういい!」
「・・・強引でしたが、大丈夫だったようです」
「ねぇ、あたしの事こんな風に抱いて出てくるなんて・・・」
翔は美音を抱えるようにして、ロングコートと美音のジャケットでしっかり隠していたが、実は美音は服を着ておらず、縄で縛った上に服を乗せているだけだった。そのため横から見ると、縄と胸が見える。
「ねぇん、あたしの事彼女って、そう言ってくれたよね?」
「いやだから、今のは逃げ出すための口実でして」
「縄もほどいて、いいものくわえさせてくれたんだし、もうそういう関係にしかなれないでしょ・・・」
「・・・ま、待て・・・」
美音は服を着ると、翔の腕をしっかりと抱き締めた。
もう離れてくれそうにない。祐唯に会うまでの相手が増えてしまった。
「どうしましょう・・・」