case.4 桜井玲香
08
「んん、んっ」


玲香にフェラチオをさせ、渉は何を思ったのか、その瞬間の玲香を携帯の動画で撮影し始めた。
いよいよ制御が効かなくなってきた渉は自分の行動を抑えようともしないで、玲香の頭をカメラに向けさせて映像に収めた。ただ、玲香の方も心は変わっていた。
渉に抱かれる事は最初から許していたが、これだけ強引にさせられるのも悪くない。どうせ、旅に出る時に別れてしまうのだから、記憶から消えないようにしてしまおう、と、そう決めていた。


「いっぱい、口に出ましたか」

「こんなの、初めてです。もう気持ちが高ぶって、止まんない」

「自分が処女をもらってあげましょうか、男を教えてあげますよ」



玲香の心変わり。渉は玲香の脚を開かせ、一気に挿入してピストンを仕掛けた。取りつかれたように人が変わり、ただ性の快楽だけを求めて、野獣のように犯していく。
体勢を変えても、渉は止まる事なくピストンを続けた。


「あぁぁ、ダメぇぇ」



ベッドがギシギシと軋む音を立てる激しさの中、渉は玲香と繋がったまま立ち上がり、片足を掴んでピストンをした。


「ひぃっ、いいっ、いぃっひぃ!」


結合部あたりから白いネバネバした液体が流れてきた。渉はピストンの最中で中に精子を出したのだ。
先程の“ハヤテ”の絵が頭に浮かぶ。あの男は“子宝のシンボル”である。
そう言われるだけ、奴は女性の扱いが上手かったのかもしれない。
という事は、彼は性交をしては、女性を孕ませていたのかもしれない。

そうだ、今の自分は“ハヤテ”だ。
忘我の野獣は玲香を抱き寄せると、残りの体力を使いきり、2度目の中出しをした。



「ああっ!!・・・・・・」

玲香は気絶した。渉は全てを終えて元に戻っており、シャワーを浴びて服を着ると、外へ出ていった。
時刻は夜の8時。佑唯のライブは最期の曲を歌うところまできていた。
迎えに行かなければ。渉はよろめきながら向かうのだが、その道中だった。見覚えのある女性が、その前に立ちはだかったのだ。


「ちょっと、旅人さん」

「・・・確か、白石・・・さん?」

■筆者メッセージ
NHKの合唱コンクール、課題曲を番組の企画でAKBが歌う事になったらしいですね。
しかも中学校の部。今年は一波乱ありそうな予感がします。
壮流 ( 2017/03/12(日) 22:00 )