第三話 散華
七瀬は意を決して目の前でいきり立つ
山本の肉棒を咥える。
「うほっ…積極的にやってくれて嬉しいよ」
悔しさを押し殺し頭を前後させる。
グポッ グポッ グポッ
部屋の中に肉棒をしゃぶる音だけが響く。
「いい娘だ…七瀬♪」
山本は先程まで西野と呼んでいたが突然七瀬と呼び、頭を撫でる。
(急に馴れ馴れしく呼ばないでよ)
そんな事を思いながらも早く行為を終わらせたいのでフェラする事だけを考えた。
「刺激が足りひんぞ七瀬」
徐に七瀬の頭を掴むと強制的に頭を振らせて自分が気持ち良くなることだけを考えた扱いをする。
「んぐっ…んぐっ…んんっ…」
くぐもった声が漏れるがお構いなく頭を振らされる。
「いいぞぉ…七瀬♪」
「たっぷり出してやるから溢さず飲むんだぞ」
その言葉にギョッとする七瀬。
口内に射精すると宣言され、太ももの辺りを手で押して離れようとする。
だが男の力には敵わず、無情にも射精が始まった。
びゅるっ びゅるるるっ びゅるるるっ
びゅるっ
山本は射精を喉奥めがけて行った。
そのためか、七瀬の意思に反して身体が苦しさを紛らわせようと勝手に嚥下する様に働きかけ山本の出した大量の精液は胃の中へと消えた。
「ゲッホ…ゲホッ」
肉棒が口から抜かれると同時に咳き込む七瀬。
「精液ごっくんするとはとんだ淫乱女だな」
「こ…これで終わりにしてくれるんですよね」
「は?」
「だって…射精したじゃないですか」
「フェラだけじゃAVとしての価値が薄いから本番もするに決まってるやん」
「そんな…」
「そういうことなんで挿入決定」
終わったと思っていた七瀬はその言葉に絶句し、身体の力が抜けた。
ソファへ七瀬を押し倒し、ショーツを剥ぎ取る。
「うそですよね…」
だが山本は七瀬の腰を掴み挿入体勢に
入った。
「や…めて…それだけは…」
「大丈夫だって」
「いやっ」
「ゆっくり奥まで入れてやるから」
言葉通りにゆっくりと腰を進め、
肉棒を七瀬の中に埋めていく。
ぐちゅ ぬりゅう
「キッついな七瀬のマンコ」
(入ってる…どんどんナカに来てる)
ヌププ ブチッ
急に抵抗がなくなりすんなりと
挿入される。
「あっ…今の」
ガクガクと身体を震わす七瀬。
「膜破れちゃったね♪」
七瀬の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
(健太くん…ごめんね…うち…)
「ちょっと痛むけど我慢しろよ」
そこから一気に押し込み、根元まで
完全に七瀬の膣へ挿入した。
「ああっ…」
ズズズッ
今度は肉棒を引いて抜ける寸前で止めた。
パン
また奥まで一気突くと肉のぶつかる音が響く。
「大西のやつにあげるつもりだった?」
「悪いね貰っちゃって」
「お詫びにいっぱい気持ち良くしてやるからな」
「いやぁ…」
絶望感、そして山本の脅しに屈した
後悔の念。
それらの感情が先行し、七瀬は
大人しく突かれるだけの無抵抗状態に
あった。
七瀬のことなど気にかける事もなく
ただ腰を振り続ける山本。
「七瀬の処女マン熱々トロトロでいい感じだぜ♪」
「あっ…」
「んんっ…」
僅かではあるが七瀬の口から甘い
声が漏れ出す。
「なんだ七瀬…感じてるのか?」
七瀬の声に反応した山本はここぞと
ばかりに激しく突いた。
「あっ…あんっ…いやっ…いややっ」
喘ぎをなんとか我慢しようとする七瀬。
「口で嫌だって言っても七瀬のマンコぬるぬるだぜ」
パンパンと音が響く中、山本が口を開いた。
「処女マンの刺激は格別やな…」
「もうもたへんわ…このまま中にぶちまけてやるからな」
その言葉に七瀬は耳を疑った。
中にぶちまける…
こんな男の精を受け止めなければならない…
その先にあるのは妊娠の恐怖。
「いややっ…そんなんしたら妊娠しちゃう‼」
「ははっ…そうなったらアイツと別れて俺の女になれよ」
「そうすれば責任とって俺の嫁にしてやるからな」
山本の腰の動きが速くなり射精が近いのを経験がない七瀬も何となく感じた。
一際強く、奥まで突かれたと思ったら
山本の動きが止まりピクピクと震えた。
その瞬間に下腹部辺りに広がる生温かい今まで感じた事こないおぞましい感触。
(あぁ…うち…汚されてもうた…)
山本が射精を終えて肉棒を抜き去ると
血と混じりややピンク色になった精液がポタポタと垂れた。
「七瀬、気持ちよかったで‼」
「バッチリ映像撮れたからコレ皆んなに見られたくなかったらこれからも頼むで」
あろう事か山本は撮影した動画を材料に脅しをかけてきた。
七瀬はこの日から山本の精処理をさせられ続けることになった。
山本が卒業する3月まで…