美人刑事の戦い - 4. 混乱
被害者 中村麗乃
とあるマンション一室

「おいおい、マジで拉致っちゃったけど大丈夫かよ」
「でも、メールの通り動いたらホントにここまでこれちゃったしな」
「今日中に身柄を引き渡せば何してもいいって言ってたし…最高だなw」
下衆な会話で盛り上がる男2人の足元には1人の女が転がっている。中村麗乃、坂之上46の2人目の被害者。昨日の夜仕事帰りに寄ったお気に入りの隠れ家にしていた焼肉屋にいた事までは覚えている。そして、目覚めたらこうなっていた。
「んーっ!!んーーっ!!」
猿轡を噛まされて後ろ手に縛られているため、はっきりと言葉を発することが出来ない。そればかりか一番の問題は自分が生まれたままの姿で転がっているということだ。
「あれ、麗乃ちゃん起きたっぽいぞ」
「おはよ〜」
混乱している麗乃と比べて呑気すぎる二人の男。
「とりあえず、なんて言ってるか聞いてみるか」
猿轡を外し、麗乃の意思を聞こうとする。
「プハァッ…ハァ…ハァ…こんなことして…どうなるかわかってるの…捕まるだけよ!」
焦ってはいるものの、何とか助かるために強気の姿勢を見せる。
「いや、まぁわかるっちゃあ分かるんだけどね、もう誘拐しちゃったしこの後俺らがどうしようがバレたら捕まるんだよなー」
「今!今服を返して解放してくれたら警察には黙っておくから、ね?」
勿論、そんなつもりは毛頭ない。こうでも言わないと自分の状況は変わらないから言っているだけだ。
「だって、どうする?」
「えー、でも俺麗乃ちゃんとヤりてぇよ色々用意したんだし」
「だな〜、てことでごめんね無理だわ」
麗乃の方がポカンとしてしまいそうなほどあっさりと断られてしまった。次の手を考えなければ、そう思いながら2人を見ていると何となく見覚えがあることに気づいた。
「……あっ!ねぇ!レノパンくんとレノモンくんじゃない…!?」
彼らは麗乃が坂之上46に入った時から握手会やオンラインミート&グリートに参加していたファンだった。最初の頃のファンというのは決して多いわけじゃないし、そこから継続的に何年も来てくれるファンの顔というのは覚えようと思わなくても覚えているものだ。
「お!覚えててくれたんだ〜ありがとね」
のらりくらりと返されてしまうが自分のファンなら可能性はあるかもしれないと一縷の望みにかける。
「わかった…!今度ご飯行こ!ね?今連絡先交換してさ!犯罪よりよっぽど良くない!?ね?」
「だってさーどうする?」
「SEXしてくれんの?飯の時」
「えっ…と…するよ、わかった、1回だけなら、うん」
一瞬戸惑いはしたがここは口先だけでもOKした。解放されたらご飯どころか通報する気満々なのでそんな気はないが、この言葉を信じてくれさえすれば助かるだろう。
「でもさー、目の前に裸の麗乃ちゃんいたらさぁ…」
「だよなぁ」
無理だった、誘拐をしてまで自分を犯したいと思うような馬鹿なオスに交渉は通用しなかった。
「……えっ?ちょっ……ちょっと待って!」
嫌な予感を感じて、どうにか逃げようとするが無駄。
「じゃあ、いただきまーす」
「……キャアァァァッ!!!」
悲鳴を上げながら必死に身体を捻るが、そんな抵抗虚しく簡単に抑え込まれてしまう。男の力に敵うはずもなく、床に組み伏せられる。
「ちょっと…ほんとにダメッ…お願いだから…!」
涙を浮かべながら懇願するが、その願いが届くことはない。
「ごめんね、俺らもう我慢できなくてさ」
「じゃあ、俺から行くぜ」
「ちょっと…まっ…ンッ…!!」
強引に唇を奪われてしまう。初めてのキスは好きな人と…というアイドルにもあった淡い乙女心は打ち砕かれてしまった。強引に舌を捩じ込まれるが、歯を食いしばって侵入を拒んだものの、もう1人の男に乳首をつままれた瞬間。
「ヒャアッン…//」
甘い声を出してしまい、その隙を突かれて口の中に男の舌が流れ込んでくる。
「んぅっ…んんっ…」
受け入れるしかなくなり、濃厚なキスを終えると今度は首筋へ吸い付かれる。
「イヤッ…くすぐったぃ…んぁっ!…あぁん…」
麗乃の弱いところを攻められ続け、力が抜けていく。その間にももう一人の男は麗乃の胸に手を這わせ、揉みしだいていく。
「あぁん!あんっ!ひゃぁん!」
(ヤダヤダッ…こんなの私の声じゃない…)
「気持ちいいんだろ?ほれ、こことか触るともっと感じるんじゃね?」
「きゃふっ!そこは…だめぇ…//」
胸の先端にある突起物を摘まれてまたも可愛い声で反応してしまう。
「じゃあ、次は俺ね」
そう言って交代するようにして男もしゃぶりつかれると、心では抵抗しているのに身体はどんどん敏感になってしまい反応が大きくなってしまう。
「んぁっ!んんっ…!」
「あれ、感じてんの?」
「ちがっ…うぁんっ!あぁっ!あぁぁんっ!」
否定するも、乳首への刺激で喘いでしまい、それを誤魔化すように男達の方を睨む。だが、それは逆効果だった。
「はぁ…はぁ…もう許さないんだから…終わったら絶対警察に…」
息を荒げながらも男達に警告する。
「そんなこと言ってもさあ、身体は正直だぜ?」
男が股間に指を当てると、そこは既に濡れ始めていた。
「いやぁ…見ないで…」
すぐに弱気になり顔を真っ赤にして、手で隠そうとするがその前に腕を押さえつけられ、まじまじと見られてしまう。
「うわ、もう濡れてるじゃんw」
「マジかよwwアイドルって結構変態なのかなw」
「違っ…!これは…」
違う、違うと何度も頭の中で繰り返すが、身体は素直に反応してしまっている。
「ま、いいや。麗乃ちゃんのココも十分準備できたみたいだし」
「もう…もう止めて…」
「何言ってんの?これからが楽しみなんだよ」
「そうだぞ、麗乃ちゃん」
ズボンを脱ぎ捨てて、反り立った肉棒を取り出す。
「ひっ……!」
「もう、麗乃ちゃんのマンコトロトロじゃん、これなら大丈夫だな」
恐怖と絶望のあまり、麗乃は目を瞑る。
ズブッ……
麗乃の秘部にあてがわれ、ゆっくりと挿し込まれるとピストン運動が開始されてしまった。
「あぁん…痛いっ…抜いてぇ…!」
「あれ、初めてなんだ。じゃあ優しくしないとな」
麗乃に覆い被さるようにして、背中に腕を回し抱き締めるような形で密着すると、耳元で囁く。
「大丈夫、力抜いて」
こんな奴の言いなりになるのは嫌だとも思ったが、痛いのは事実なので言われるがままに力を抜くと、ゆっくり腰を振られて膣内を擦り上げられる。
「あぁっ…んっ…はぁっ♡」
痛みよりも快感が勝ってしまい、甘い吐息が漏れ始める。
「麗乃ちゃん、どう?気持ちよくなってきた?」
「んっ…そんなことっ…♡」
「嘘つけwこんなにグチョグチョなのにさ」「いやっ…言わないでぇっ…んぁっ♡あぁっ...///」
「ほーら、認めちゃいなよ」
パンッ!パァン!と肌同士がぶつかり合う音が響く度に麗乃の理性が少しずつ崩れ落ちていく。
「お、麗乃ちゃんイキそうなんだね?俺もそろそろ限界かも」
更にスピードが上がり、絶頂へと近づいていく。
「イクッ…イッちゃう…あぁぁっ!」
ビクビクっと身体を震わせると同時に白濁液が流し込まれ、引き抜かれる。
「はぁ…はぁ…やっと…終わっ…た?」
「まだまだ」
休む間もなく次の男が入れ替わり、挿入してくる。
「ちょっと…待って…休ませ…んっ!んああっ!」
問答無用で再び犯され始めてしまう。
「あぁっ!あぁんっ!もう無理ぃ♡…んんっ!ああぁっ!♡ごめんなさいっ…♡」
誘拐されてレイプをされているのに脳が蕩けてしまい、何を謝っているのかもよく分からない。
「麗乃ちゃんエロすぎw」
男もその姿に呼応し、腰の振りが速くなっていく。
「んぁっ…激しっ…!ダメェッ…!んっ…!あぁぁぁぁぁぁっ!!♡」
麗乃は盛大に潮を吹きながら果ててしまった。
「あーあ、麗乃ちゃん汚したな〜w」
「いやぁ…見ないで…」
恥ずかしさと罪悪感に苛まれるが、そんな感情はすぐに快楽に塗り潰されてしまう。
「麗乃ちゃん、まだ終わってないよ」
今度は二人がかりで麗乃を抱えると、片方は前、もう片方は後ろの穴に隆起物をあてがわれる。
「え…?ちょっ!ちょっと待って!そんなの入らないよぉ!」
「安心して、さっきの媚薬入りローション使ったから」
行為を楽しんでいる間にもう1人は自分のモノに媚薬入りのローションを塗りたくって準備をしていたらしい。
「大丈夫だって、最初はきついけど慣れたら病みつきになるから」
「え…え…!?」
麗乃の制止を振り切り、無理やり押し込まれてしまう。
「い、いやぁぁぁっ!!」
悲鳴を上げるも、奥まで挿入されると前からも後ろからも容赦なく突き上げられてしまう。
「麗乃ちゃんの中スゲエ締まるわ」
「こっちもいい具合だよ」
「いやっ…壊れちゃう…!あぁっ!あぁん!あんっ!だめぇっ!♡」
2つの穴を同時に責められ、麗乃の頭の中も真っ白になってしまう。
「あぁっ!あぁん!あぁっ!あぁぁっ!♡」
麗乃が3度目の絶頂を迎えると、同時に2人も射精したようで大量の精液を流し込まれた。
「あぁっ…熱い…」
床に下ろされた麗乃は疲弊しきっておりぐったりとしている。だが、男2人はというと憧れていたアイドルを犯す機会を得たというのにこれくらいで満足出来るはずがない。
「よし、じゃあ次いこう」
「ちょっと…もう許して…もう…これ以上は…」
「もう我慢できないから」
そう言って再び麗乃を犯し始めた。
(誰か助けて……)
その後、男達が満足するまで何度も犯されてしまった。
「ふぅ、麗乃ちゃん最高だったよ」
「それじゃ」
「…………」
男達の言葉には答えず、虚な目で天井を見つめている。やっと解放されたが麗乃の意識はもうどこか遠くへと飛んでいってしまっていた。

男達が部屋を出るとリビングには既にMr.ゼロが待機していた。
「ご満足頂けましたか?」
「はい!最高でした!」
「ホント、ありがとうございます!」
「それは良かったです、人生の最期にいい思い出が出来ましたね」
「えっ…」
この3秒後、麗乃を犯した2人は頭から血を流し、廊下に転がっていた。理由はわざわざ言うまでもないだろう。
「あ、もしもし…邪魔な死体が2つありましてね…お願いしますよ、今回は運ぶ余裕がありそうなもので」
組が厚意にしている薬品会社に電話をかけているMr.ゼロ。この2人の死体はこの後永遠に見つかることはなかった。


■筆者メッセージ
官能小説書いてるくせにエロ描写がどうも苦手で😅大変更新が遅くなってしまい申し訳ありません🙇‍♂️
ブラッキー ( 2023/01/28(土) 12:32 )