B
あの日からどれだけたっただろうか……二人の行為はすっかり日常化していた。
この日も男は菜緒の家にやってきていた。男がパンツ一丁でタバコを吸っていると、部屋から菜緒が出てきた。
「はぁっ、はぁっ、金魚……はぁっ、はぁっ、金魚、金魚!はぁっ、はぁっ、金魚っ!金魚っ!」
菜緒は這いつくばるように出てきて、彼の下半身を触りながら、媚薬──容器の形から菜緒は金魚と読んでいた──を男に求める。
「……そんなに欲しいのか?金魚」
首を何度も縦に振りながら金魚を連呼する菜緒。
「それじゃあ……気持ちよくしてもらおうか」
「うんっ」
菜緒は立ち上がると、男の唇に自らの舌を絡ませていく。
「んんぅ……ちゅっ、んんぅ……んちゅっ、んっ、はんんぅ……♡」
初めての犯された日の時と違い、菜緒は男の首に手を回して積極的に男の舌に絡んでいった。
「はぁぁぁ……♡あぁぁぁぁ……♡」
「んぷぅっ……今日はいつになく積極的だな♪そんなに欲しいのか?」
「ほしいっ、ほしいほしいっ!」
菜緒は首を何度も縦に振って媚薬を求めた。
「じゃあもっと奉仕してもらわないとな」
「もっと?もっともっともっと……」
菜緒は首筋から乳首へ向かって、男の身体を舐めていった。
「んんん〜〜わっ♡ちゅぱっ♡ちゅぱっ♡ちゅっ♡ちゅくっ♡ちゅ〜〜〜っぱっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
菜緒は彼の反応を確かめるように、上目遣いで見つめてきた。男はそんな彼女の頭を優しく撫でる。
右から左の乳首に移り、同じようにご奉仕していく。
「んるゅ、ちゅっ♡ちゅぱっ♡ちゅふんぅ……♡」
男の乳首を丁寧に咥え、優しく乳首の先を舌先で時計回りに何度も
舐め回していた。
「ぱくっ……レロレロレロレロ……♡」
その巧みな舌の運びと情愛溢れる奉仕は、男を快楽に引きこんでいった。
そして菜緒の奉仕は肉棒へと向いていく。彼女はパンツに鼻を押し当てて匂いを嗅いでいる。
「はぁ……♡すぅ〜〜っ♡すぅ〜〜っ♡はぁぁぁ……♡♡♡」
菜緒は何度も大きく鼻で息を吸いこみ、男の匂いを身体にとりこんでいった。
そしてパンツを脱がして肉棒を露出させると、掴んで亀頭に舌を這わせていく。
「んるっ、はむっ、んぅ……んるっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ……」
菜緒は上目遣いで男を見つめながら亀頭を舐めていく。
あっという間に男の肉棒が、欲情全開で勃起していく。菜緒は竿まで咥えて前後に頭を動かしていった。
「ひゅぶっ、ぶちゅっ、ぶちゅっ、じゅるっ、じゅぶっ、ぶちゅっ」
菜緒はご奉仕をしつつも、この極上の勃起肉を味わっていた。
「んん〜♡んわぁ……♡ぶちゅっ♡ぶちゅるっ♡じゅぱっ♡じゅぱっ♡あむあむ……♡じゅるっ♡しゅずずず……♡じゅるっ♡」
そして肉棒から口を離すと、亀頭を掴み、舌を玉袋から亀頭へ、亀頭から玉袋へと何往復もさせていった。
「んんん〜〜〜むわぁっ♡あむあむあむあむ……♡じゅるっ♡じゅるじゅるじゅるっ♡ちゅくっ♡ちゅぱぁっ♡」
やがて菜緒も疼いてきたのか、ノーハンドでフェラチオをしながら、自身の両胸を揉みしだき始めた。何度も何度もグーパーしながら自身の胸を揉んでいく。
「き、金魚……はぁっ、き、金魚……」
「そんな慌てるな」
しかし菜緒は何度も金魚を求めてきた。男は顔を近づけて彼女を落ち着かせる。
「そんなに慌てるな。後できっちりご褒美やるから♪」
「うん、うん♡うん♡」
首を何度も縦にふる菜緒。
「続けろ」
菜緒は再びフェラチオを始める。
「ふぅ……〜〜♡♡ふぅ〜〜〜ぅんっ♡♡♡」
菜緒は服の上からでは刺激が足らず、直接胸を揉み始めた。
何度もふんふんと喘ぎ声をあげ、水音を響かせながら、頭を前後に振っていく。
「ん〜〜もぁっ♡はぁ……レロレロッ♡はぁむっ……ん〜〜もぁっ♡はぁはぁはぁ……♡♡♡」
「いいぞ……♪そのまま続けろ♪」
菜緒は徐々に前後するスピードを上げて責め立てていく。
「ふんふんふんふんふんふんふん〜〜〜♡♡♡ん〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」
「おっ!?おおっ……おおおっ!?」
どくんっ!どくどくどぴゅぴゅっ!
「ふぁぶうっ!?んんぅ〜〜♪」
暴発した精液が、彼女の口内で暴れるように噴き出した。
「んるぅ……んくっ、ちゅむ、こくっ、こくっ……はあああぁぁ♡」
菜緒は慌てることなくそのまま全部飲みこんでいった。男はそんな菜緒の頭を優しく撫でる。
「じゃあ……ご褒美やるからな♪」
菜緒は首を何度も縦に振り、興奮していた。
「キレイにしろ」
菜緒はすぐに肉棒に残った精液を、鼻息を荒くさせながら舌で舐め取っていった。
一方、母親の方はというと、リビングの机の下で仰向けに倒れていた。机の上には媚薬を使用したあとがあった。
彼女にはまだ意識があったようで、
「いけない……彼女の末路……」
と呟いていた。