エピローグ
エピローグ やっぱり魔王様
暗闇のなか、熱い吐息が聞こえてくる。
絡み合う唾液の音。モゾモゾと影が揺らぎ、細身が跳ねている。
「はぁぁ……チュチュ……ングゥゥ、あ、あ、ふあぁぁぁぁぁぁ……」
愛らしい嬌声が響く。しっとりと汗ばんだ白い肌が、ぼんやりと浮かび上がった。
「ンブッ……チュチュ、ジュププ……んぐぐ……」
ねるが長い髪を揺らし、夢中で腰を振っている。大きな胸を押しつけ、貪るようにキスをしていた。身体を密着させながら、互いの体温が混ざり合うのを堪能している。
「ちゅぶ……チュチュ……んんん、ああ、おいしいキスれすぅっ……魔王様ぁぁ……」
ねるは発情した猫のように甘えていた。相手は恋焦がれてやまない魔王だった。相変わらず、実体が不明ではあるが、あふれる妖力は魔王でしかなかった。
「……せわしないな。ねる」
「だってぇ……んんん、全然……会えなかったんですものっ……ング、チュププ……」
ねるは魔王の虜だった。契約し、下僕となり強大な力を授けられた。以来、魔王の命で町へ降り立ち、使命を果たし続けている。
「大活躍だったな」
「チュチュ、んんん……はいい……魔王様のためにぃ……たくさんっ……男達の精力を搾り取りましたぁぁ……んっ……チュチュ……」
魔王の野望は世界征服である。そのためには魔力を集め、戦力を増強しなくてはならない。それは、ねるの活躍で実現に向かっていた。
「すべて見ておる」
「んむぅぅっ……ちゅるる……魔王様がぁ……あ、あんっ……ずっとそばにいるように感じてましたぁ……ん、チュチュ……はぁぁ……やっぱり……ハウゥゥ……見てくださ ったのですねぇ……ふは、あ、あ、あんんんん……ありがとうごじゃいましゅぅぅ……」
ズンズンと尻を律動させながら、ねるが喘ぎ声を漏らす。魔王の絶大なる男根にのめり込んでいた。微笑を浮かべながら、細い腰をくねらせる。
「……フフ。楽しみおって」
「ああ、ふはぁぁ……チュチュ、ンググ……いえそんなぁぁ……ずず、全部魔王様のためでしゅぅぅ。ちゅちゅ、んん……」
人間の精力を奪い、妖力に変え、さらに次々と別の人間を狙っていく。無力な人間から一方的に搾取するのは爽快だった。
「良き働きだったぞ」
「んんん、ふは、あ、あ、ああぁ……ありがとうございますぅぅ……お役に立てて嬉しいですぅぅ。んんんチュッチュ……」
ねるが切ない吐息をつくと、媚びるようにキスをした。魔王の褒め言葉は、ねるの生き甲斐であり、命と言ってもよかった。
「あ、ああっ……すべてはぁぁ……魔王様のためですぅぅっ……くはぁ、あ、ああぁんつ……んぶぶ、じゅず、んんん……魔力を集めて……んぐぐ、チュチュ……魔王様が……んぐぐ、世界を手に入れるためにぃぃ、チュチュ……ちゅる、んぐ……」
ねるは半目で舌を伸ばし、魔王の巨根を堪能していた。硬さや振動が格別で、一度知ったら、後戻りはできない。
「お前は我が軍の戦力の要だからな。励むがいい」
「はぁっ……はぁっ……ジュブ、んぐぐ……魔王様嬉しいですぅぅ……んんんん、ああん、 このでっかいオチンポすごいぃぃぃ……あ!あ!んあぁぁぁぁ、またイっちゃいましゅぅぅ……あ、あふっ……ふは、ああぁ、はうぅぅ、ジュブブブ……」
ねるが貪るようにキスをしながら、腰を沈ませる。一番深いところまで肉棒を差し込むと、溜息を漏らした。子宮が跳ねるような愉悦が走る。快感に比例するように、眉をひそめながらいよいよ加速した。
「ぜぇぇ、ぜぇぇ……あもうイグゥゥ……ふは、ああんっ……チュチュ……魔王様の子種汁がほしいのぉぉぉ……ああ、もうっ……お願いですぅぅぅぅぅ」
ズッパン、ずず、ずっじゅぅぅぅぅ、とねるの濡れそぼつ淫穴が音を立てる。蜜汁を飛び散らしながら、腰を前後に揺らし続けた。
「……そんなにほしいか?」
「はいっ、ほしいですぅぅ……ああ、イグゥゥゥゥ、ふは、イクイク、ああ、だめぇぇぇ、ふああああああああっ!!」
ねるが魔王にしがみつき、ビクビクと全身を震わせる。噴き出した絶頂で身体が硬直していた。快感の電撃が落ちたようだった。爪先まで震えてしまい、汗が噴き出してくる。
「ンプ、チュチュ……ふは、んぐぅぅ!!んんん、魔王様ぁぁ……ひはっ!!」
「フッ……。いやらしい雌めが」
急に魔王の男根が、力強く中へと突き込んでくる。一瞬、倒れそうになったねるが魔王にしがみついた。
「うおぉぉぉぉ、ああん、オマンコぶっ飛ぶぅ……魔王様のオチンポしゅごいぃぃっ……んぐぐ、チュチュ……んんんん」
身体の深いところを強く律動され、下半身が浮かぶようだ。絶頂感が収まらないまま、肉棒が凶器のようにねるの中を掻き回す。
「……ほしいものをやろう」
「あ、あ、ふあぁぁぁぁ!ああ、魔王様っ……私ぃ、おがじぐなってましゅぅぅぅ……ああ、くらしゃいぃぃぃっ……魔王様ぁぁ……ムチュチュ!」
ねるが夢中で魔王にしがみつき、舌を出してキスを求めてくる。全身が熱く火照り、連続絶頂が止まらない。
「あっ、くるっ、すごいのっ……どんどんきちゃうのぉぉぉぉぉっ!」
ぶびゅぅぅぅ、ビュルル、ドクドクン!
子宮口に密着した亀頭から熱い精液をぶちまけられた。
「あへぇはぁぁ、ふは、ん、んぶぅぅぅぅぅぅ……」
同時にねるは両足を痙攣させながら、流れ込んだ絶頂を噛み締める。
「んぶ、チュチュ……いっぱいあっついのがぁぁ……う、うぅぅっ……ふはあっ、ああ……中に……ああぁ……魔王様っ、なんてかっこいいのぉ……チュチュ……」
魔王の子種汁を受け止めた瞬間、脳内で火花が散っていた。心の奥底まで魔王の一部が入り込んだ気がして、歓喜に胸が躍ってしまう。
「ゼェェ、ゼェェ……んぐぐ、じゅぷぷ……じゅる、んぐぐぐ……ありがとうございましゅぅぅ……ああ、熱い子種汁嬉しぃぃぃ」
子宮に満ちた白濁を感じると、腰が勝手に動いてしまう。本能の赴くまま縦揺れする様は、もはや一匹の雌だった。
「あ、あぁぁ、しゅごいのぉぉぉ、せーえきまた出てるぅぅぅ……ふは、あ、あっ……」
目の眩むような快感に、意識が遠のいていく。 意識が遠のいていく。魔王の射精は、ねるの身体を絶頂したままの状態に造り替えていた。濃厚な媚薬が理性を奪ってしまった。
「あ、あぁんっ……超感じちゃってましゅぅぅ……ふは、ああんっ……狂っちゃうにょぉぉぉ。ハッ、ハッ……ぎもぢぃぃぃ……はうぅぅ!!ひゃ、あ、あはぁぁぁぁぁ……」
細かく突き上げられ、ねるが喉を見せる。絶頂感が収まらない。充血した淫核もまた、肉茎が通過するたびに跳ねるようだった。
ねるは今まで味わったことのない強烈な悦楽に、どっぷり浸かっていた。魔王さえいれば、他に何もいらないと身体が言っている。雌の生まれ持った本能のままに、魔物を統べる王に陶酔しきっていた。
「んっほぉぉぉぉぉ、ああイってイッてイッちゃってましゅぅぅっ……魔王様ぁぁ……めちゃくちゃぎもぢいぃぃぃぃ」
「……フフ。ねるよ。しっかり受けとめろ」
「ひゃはぁぁぁ〜〜〜〜!」
子宮を直撃する衝撃にたまらず、絶叫する。
同時に魔王の肉塊が脈動し、熱い奔流が注ぎ込まれていた。
「あ、あ、あふ!!しゃせいぃぃ、ふは、あぁぁっ、あっへぇぇぇぇぇぇ」
ねるが腹の奥で噴出する精液に、溜息を漏らす。溶岩が溢れ出すような熱感が広がっていた。肩を震わせて呼吸が止まりそうなほど、身をよじらせる。
「は、はぁぁ……み、みるくぅぅ、オチンポミルクまた……くれて……う、うれしいですぅぅっ……ぜぇぇ。ぜぇぇ……」
あまりの快感に頭が真っ白になり、言葉が途切れ途切れになってしまう。ねるは破顔しながら、身体を巡る快感に満足しきっていた。
「ああ、すごい……世界……いえぇ、宇宙で一番れしゅぅぅっ……魔王様さえいればあぁ……ああ、何もいりませぇんっ……んんんん、こんなにキモチいいなんてぇぇ。ああ、力湧いてきましゅぅぅ。ふはぁぁ、はぁぁぁんっ……」
目にうっすらと涙を浮かべて微笑んでいる。魔王への愛と尊敬が、表情から見て取れた。尻尾をふらりと揺らすと、魔王へのキスにまたのめり込んでいく。
「チュチュ……んむぅぅ、はぁぁ、魔王様ぁぁ……私、幸せですぅぅ……はぁぁぁ……」
「くくく。魔物にとって邪魔な存在もすべて根絶やしにしてくれた。お前は使える女だ」
「はいぃ……魔王様の力を授けていただきましたからぁぁ……天敵の魔法戦士達はぁ……一人残らず忠実な戦闘員にしてやりましたわぁぁ……チュッ、ムチュッ……」
「フッ……。また強くなったな。ねるよ。お前はどんどん成長する」
魔王の飽くなき野望は、とてつもなく広がっていた。ねるを軍の要となる戦力にまで、成長させたのだから。
「はぁぁ……もっともっと、魔王様のために尽くしますぅぅ……ンンつ、だからぁぁ……もっとオチンポぉ……オチンポもっとくださいませぇ……ジュプ、チュッ……」
魔王と濃厚なキスを交わし、ねるは妖しく微笑むのだった。