03
今の咲良は膣口回りや口回りだけでなく、髪の毛にまで研児の放った精子が付着していた。
クローンとはいえ、咲良は女の子なので、シャワーを浴びたいと思っていた。
シャワーは無理でも、髪の毛に付着した研児の精子を洗い流すことはしたいと咲良は思っていた。
バケツの水を思いきりかけるでもなんでも良いと思っていた。
さっきまで研児がプレイで使っていたコートも精子が付着して、嫌な臭いがしていた。
研児は新しいコスチュームを持ってきた。
「咲良、それを着たらシャワーにしてやる。」
髪の毛に付着した研児の精子を洗い流したい咲良にとって、迷いはなかった。
新しいコスチュームを出して、それを着込む。
新しいコスチュームはセーラー服と下着だった。
「良し、おいで。咲良」
「はい。」
シャワーを浴びるという選択肢を取った咲良に研児は話かける。
「今度の咲良は、雨宿りをする女子高生だ。ただ、雨のせいでブラジャーが透けていて、ホームレスに襲われるって筋書きだ。」
咲良のいるこの部屋にはシャワー室が作られていた。
しかし、ここの鍵も研児の指紋認証式だった。
「セーラー服を脱がずに十分でシャワーを終わらせろ。十分後にまた来る。」
内側も指紋認証式の為に、咲良は着衣のままシャワーを浴びなければいけないのだ。
セーラー服が濡れていないと研児に何をされるか分からないからである。
咲良は髪の毛に付着した研児の精子を洗い流し、髪の毛を洗い、身体を頑張って洗う。
咲良は、シャワーを流しながら、オリジナルの為に犠牲になっている自身を客観視して、両目から涙を流した。
なんとかシャワータイムが終わったとき、研児が入ってきた。
「上出来だな。さぁ、行くぞ。咲良。」
咲良にとって、再び地獄といっても良い時間が始まるのだ。
「よーい。アクション!」
「どうした?お嬢ちゃん。」
「あ、雨宿りをしようと思って、ここに着ました。」
「雨で冷えたね。オジさんが温めてあげよう。」
ソファーにホームレス役の研児は女子高生咲良を連れて行く。
親切な人なら、白湯かスープ的な物をくれるだろう。
研児の頭にあるのは、アダルトビデオにあるような筋書き、ホームレスに女子高生がレイプされるシチュエーションである。
咲良をソファーに突飛ばし、その上に乗る研児。
器用にセーラー服のリボンを外し、咲良の手を拘束していく。
「お嬢ちゃん。オジさんに透けた下着を見せて、誘惑した君にお仕置きしてあげる。心配しなくても、エッチしてお嬢ちゃんを温めてあげるから。」
恐怖で何も言えない咲良がそこにはいた。
それを良いことに研児によって、咲良は制服を、スカートを、ブラジャーを、パンツを脱がされていった。
「濡れた服を着ていると風邪引いちゃうからね。」
研児自身もズボンとパンツを脱いで、準備をした。
「入れるよ。入れちゃうよ。」
「嫌。嫌ー!」
本音の含まれた咲良のセリフが室内に響いたが、助けが来ることは永遠にないのだった。