真夏
俺は普通のサラリーマン、伊藤純一。
ボーナスを利用したソープの待合室で気を失った。
気が付いたとき、白い塊ーーウェディングドレス姿で三つ指を着いた人が目の前にいた。
「あの、どちら様ですか?」
「御主人様の妻になる女です。」
(彼女も奥さんもいないから結婚しても良いけど)「お名前は?知っているかもしれませんが、俺は伊藤純一です。」
「純一さんですね。真夏です。」
「ここはどこで、どうして真夏さんがそんな格好なのか、順を追って説明してください。」
「ここは○○県○○村。過疎化、人口減少が深刻な村で、天災によって、残った男性はおじいさんばかりに。祖父が村長で、純一さんが利用したソープのオーナーもしていて、お客さんの中から私の夫選びをさせられました。」
「一個聞いて良いですか?なんで俺だったんですか?」
「コンパニオン、嬢達に毎回差し入れをしていたからです。女性を大事にしてくれているのが伝わってきました。」
「そうか。なら、今すぐ全裸になって、セックスだ!」
「あの、純一さん。これを私に着けてください。」
真夏がそう言って出したのは、鈴付きの首輪だった。
「髪を上げて。・・そう、これで良し。」
俺はベッドへ仰向けに寝て、真夏がウェディングドレスを脱ぐのを視姦した。
「脱ぎました。御主人様。」
「自分から入れな。真夏。」
「はい。」
俺のペニスを掴み、真夏は自分から初めてのセックスに挑んだ。
「ん、入った。」
抵抗が発生しながら、俺達は一つになった。
「御主人様。誓いのキスを!」
「あぁ。チュッ」
俺達、順番がめちゃくちゃだが、キスをして、舌を入れ、腰を振る。
「御主人様。イって良いですか?」
「俺ももう少しでイける。一緒にイくぞ。真夏」
「はい。御主人様。この村の種馬になってください。」
「くっ。」
「温かい。出来たら良いな。」
「真夏。種馬って何だ?」
「おじいさんの方針で、御主人様は種馬、精子提供者に選ばれたんです。村の高校でモグリ教師として教鞭をとってもらいながら、生徒と教師に種付けするそうです。」
「生徒って未成年だよな?」
「おじいさんは女は子を成してなんぼ。初経が来れば良いと言ってました。」
「仕事っていつから?」
「明日からです。」
「なら、もう一戦しよう。」
繋がったままだった俺達は上下反対になり、有言実行、もう一戦するのだった。