第一話
向井地美音
平日となり、純一が学校で授業をしていると、

「ピンポンパンポン。伊藤先生、伊藤先生。お客様がお待ちです。大至急、職員室までお願いします。」

慌ただしい放送がかかった。

(俺に客?・・まさか。)「呼ばれたからには行かないとな。生田先生。」

「はい。」 

職員室に行くと真夏と美久がいた。

「パパー!」

純一を見るや否や飛びかかってくる美久、真夏はマスクをしていたが、その下は明らかに私も同じようにしたいという表情が浮かんでいるのは容易に想像できた。

「貴方、ごめんなさい。美久ちゃんがどうしてもパパの所に行きたいって言うもので。」

(タクシー状態な車様々だな。)

ジイさん村長の意向で予約すれば来る車がこの村には存在するのだ。

「美久。ここは遊び場じゃないんだぞ。」

「伊藤先生。小学生用のテキストはありますから、教室でやらせてみてはいかがでしょう?」

「柏木先生。中学生のテキストと高校生のテキストの発注をお願いします。・・真夏、気を付けて帰るんだぞ。」

「はい。」

返事をする真夏の顔は自分のことをきちんと見てくれていることの喜びの色を帯びていた。



純一が、美久の手を引いて教室に行くと、学生特有というべきか、ざわつきを帯びた。

「皆、静かに。紹介しよう。昨日から我が家の新しい家族になった美久だ。先生を慕ってきたらしい。小学生のテキストからやらせるが、形はどうあれ、皆のクラスメイトとして生活する。仲良くしてあげてくれ。」

美久が参加したクラス、純一の側に来られたことに安心したのか美久は机に向かってまさに秒で眠ってしまった。

それを見た純一は、自分のジャケットをそっとかけてあげるのだった。



夕食時、美久はキョロキョロと視線を、顔を動かした。

理由は簡単で、純一が(美音もそうだが)食堂にいないからだ。

「先生。パパはー?」

「伊藤先生なら定期巡回よ。朝になったら帰ってくるから、心配しないで。」

この学校はセキュリティーがしっかりしているので、純一がわざわざそんなことをする必要はないが、美久を納得させる為の方便である。

「先生。どうですか?」

「普通に美味しいよ。」

「良かった。」

今日の夕飯のメニューは美音が全員分作った為、どちらもカレーライスである。

「食べたらこれに着替えてくれ。」

純一とのプレイ時間にコスプレが追加され、美音にはレオタードを選択した。

「先生。せっかくの服が汚れちゃいます。」

「記念なんだから、むしろ汚そう。」

当然だが、用意していたレオタードは美音の鮮血と純一の精子等で汚れた。

「先生。美久ちゃんの事は私に、私達に任せてください。」

「頼むよ。生徒会長。」

「はい。」

先程の情事などなかったかのように元気よく返事をすると美音は大部屋へ帰っていった。

■筆者メッセージ
ネタ探しにワガママハイスペックというゲーム(元々エロゲー)を一通りプレイしてこの作品で生徒会は美音、飛鳥、祐希、怜、芽瑠。顧問が由紀先生。学級委員は碧唯とした今日この頃です。
コスプレは、さくらたんとしたレオタードのグラビアが元ネタです。
光圀 ( 2021/03/12(金) 17:47 )