仕事
俺は、この村の高校教師という顔も持っている。
教職員免許は持っていないので、モグリではあるが、村が村なので、仕方ない。
教師、生徒に種付けをすることになる。
後者については、じいさん曰く『子供が成せるようになれば、女は良い。』ということなので、深く考えないようにしよう。
もらった名簿によると、
『教師:柏木由紀、白石麻衣、生田絵梨花、堀未央奈。
生徒:向井地美音、白間美瑠、上西怜、本村碧唯、田島芽瑠、齋藤飛鳥、与田祐希。』
ということらしい。
真夏が言っていたマイなる人物は恐らく白石先生のことだろう。
平日は俺も寮に泊まり込みという形である。
そして、一人一人難のある部分があるが、美人ばかりでとりあえずホッとした。
寮にいる人達は立て続けに発生した天災で、身内を失った人がほとんどだ。
それでも、笑顔で頑張るこの人達を俺は形がどうあれ支えたい。
「新しい先生兼種馬の伊藤純一先生です。お願いします。」
「紹介してもらった伊藤純一です。先生は女性の嫌がることをするつもりはありません。先生の子供を妊娠しても良いという人だけ男、伊藤純一のところに来てください。勉強に関しては教えられるだけ、教えていきますので、よろしくお願いします。」
形式的ではあるのだろうが、その場に小さい拍手が起こった。
「ありがとうございます。妊娠の仕組みについて解らなければいけないので、これから性教育をします。堀先生、お願いします。」
俺も教育資料として、性教育に参加することになった。