ルール
二千十四年の握手会での事件を受けて、AKBグループのマネージャー、新規採用の際、柔剣道、合気道等、武術の心得のある人物が優遇されるようになった。
法律上、有段者が事件の加害者になると問題になるのはどこでも同じである。
しかし、メンバーの安全確保の為に、背に腹は変えられなかった。
光圀や正輝も武術の心得があったが、二人はメンバーと愛を育んでしまい、結婚に至ってしまったのだ。
そこで、曖昧になっていた恋愛禁止条例を二組に定義させることにした。
簡単に要約するとこうなった。
『アイドルが恋愛に現を抜かし、結果が出せない場合は、異性と別れるか卒業をするか選択することができる。』
指原莉乃、山本彩は恋愛をしながらも、選抜総選挙一位二連覇という快挙を成したということで、この条文になった。
男性が熱くて、その熱さをコントロールすることが女性に出来なければ第三の恋愛は承認されないという寸法だ。
そして、二千十九年春、新規採用で百田進士がAKBのマネージャーとして、就職するのだった。
進士が担当するメンバーは向井地美音。
美音は三代目総監督に就任することになり、進士は大出世になるが、仕事の内容に変化はなかった。