記憶喪失〜知りたい欲望 - 出会い
事件
二千十八年、その事件は起こった。

新潟の地でメンバー、山口真帆が男性から暴行を受けた事件だ。

光圀も内側の人間として、AKSに連絡を取るが、

「運営として現在情報収集に全力を上げているので、お待ちください。」

と言われ、尾崎さんに新潟出張を依頼したが、

「君が行って解決する問題じゃない。それに君が今やるべきはメンバーと家族を守ることだ。」

そう断られた。

そして、結果的に事態は最悪な形へ向かってしまった。

光圀が採った方法はメンバー、スタッフを一堂に会させ、福岡県警に協力してもらい、ある程度の護身術、変質者への対応の講義を行うことだった。

この方法は姉妹グループでも行われ、新人研修にも取り入れられた。

護身術の際、メンバーに腕を後ろに回されるのがドMなスタッフに好評なようだ。



美音は総監督就任祝いでグラビア撮影をしている。

進士は美音のことを直視はしていないが、それでも気になるのかチラチラ見ていた。

今朝、進士は生まれて初めての夢精を経験していた。

昨夜、今日の予習を兼ねて、美音の画像を見ていたが、それが夢精に繋がるとは思っても見なかった。

「はい。オッケー。」

「向井地さん。タオルをどうぞ。」

「ありがとう。」

どうしても、今日の進士は美音を直視出来ない。

「百田君。喉乾いたから、お茶買ってきて。」

「あ、はい。行ってきます。」

(あの感じは反応じゃなくて、昨夜から今朝にかけて、私で抜いたってところかな?)

新しい物語がひっそりと始まろうとしていた。

それもそのはず進士は様々な種類のお茶を買ってきて、その絵面に美音は笑ってしまった。

■筆者メッセージ
さや姉が正輝君にコーヒーのお使いさせたときに細かい注文をした理由(о´∀`о)
彼等にお茶と言ったらそこにある全種類買ってくるぞ(^_^;)
光圀 ( 2019/06/27(木) 16:46 )