HOME
>
カオスストーリー2
>
楓
>
沈丁花
Cookie ON
文字サイズ[
]
余白サイズ[
]
カオスストーリー2
使い方
筆者登録
マイページ
データベース
小説検索
全小説一覧
全筆者一覧
ランキング
小説ランキング
筆者ランキング
沈丁花
第三章「告白」
死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。――太宰治
BACK
|
INDEX
|
NEXT