プロローグ
01
 その占い師はどんな“人間”の未来も占える。
 その占いは百発百中。一度たりとも外したことなどない。
 その占い師に占えない“人間”などいない。
 たとえ自分自身であったとしても――。



 男は彼らに能力を与えた。
 ただ一つの条件を代わりに。


『自分の未来は決して占ってはならない』



 これを破った者は――

■筆者メッセージ
前々から書きたいなと思っていたものです。
書く時間やら需要やら色々理由をつけて手を付けてきませんでしたが、書きたいという欲求には逆らえませんでした。

ボチボチとやります。
( 2019/01/16(水) 18:21 )