03
良心の呵責に屈するのは時間の問題だった。
てちが寝返りを打つと、スカートが大胆にめくれ上がり、白い太ももが露わとなった。下着はもう見えそうな位置にある。私の手は自然とスカートの端を掴んでいた。
風が舞うようにふわりとスカートを浮かせた。てっきり白だと思っていた彼女のスカートは黒色だった。この年齢にして黒いショーツを穿くとは。
けれども、彼女にとても似合っていた。大人びたデザインは、今の彼女を表しているかのようだ。
そう。もうてちは子供には見えなかった。大人たちによってずいぶんと実年齢よりも引き上げられた存在となっている。もしかしたら今の私よりも精神年齢は上かも。
そう思い、苦笑した。こんなことをしている時点で分かりきっていることだった。スカート捲りなんて、小学生の男子がやるようなことだ。
そんなことを思いつつ、私の手はショーツ越しに丸い臀部に触れる。弾力のある感触を楽しみつつ、やっている行為は痴漢そのものだなと自嘲した。
親父じみた真似をしながら、もうこのままやってしまおうと考えた。てちをこんな風に変えてしまった汚い大人たちと私は同類なのかもしれない。
しっかりとした弾力の中に柔らかさを感じる。指先がグッと沈み込む。離せば反発するように戻る。これが若い子のお尻か。
すでに性器は痛いほど勃起している。自室だから脱いでも見られる心配はない。
ただ一人を除いて――。
てちのお尻を触るのを止め、一旦様子を覗う。まだ夢でも見ているのだろうか。苦しそうな顔をしている。
黒いショーツを丸見えにさせた彼女を見ながら、私はおもむろに性器を露出させた。皮が半分ほど捲れた男性器はすでに天を向いている。
アダルトビデオで見た行為をしようと思った。女性の鼻先に男性器を当てるというものだ。される側としてみれば嫌悪感しかない行為だが、ビデオに写る女性たちは嫌悪しながらも嬉々とした表情をしていた。
形の良い唇に触れるか触れないかの距離まで男性器を差し出す。寝息が先端に当たり、ピクンと跳ねた。そのせいでてちの鼻先に男性器がわずかに当たった。が、彼女はそんなことではまるで起きる気配はない。
泥のように眠るとはこのことか。私はそう思いつつ、彼女の眠りが深いことに感謝した。そのまま鼻先に差し出したままにすると、におうのか、はたまた夢のせいなのか彼女の眉間に皺が寄った。
先端からはうっすらとカウパーが染み出ている。プクッと滲み出たそれを彼女の唇に擦り付けたくなった。
てちにフェラチオしてもらいたい――起きないように注意しながらゆっくりと唇に男性器を触れさせた。