美しい桜と音-夏休み編-









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第6章
悠太と麻友の仲
「美桜済まないね。俺だけでよかったのに…美桜は家にいてくれても良かったんだよ?」
「ううん大丈夫。私と優ちゃんが結ばれたのも、みんなのおかげだしさ。」
「確かにな。」

8月半ばの週末、優希と美桜は悠太と待ち合わせ場所に向かっていた。あの後美桜は、

「美音ちゃんが家に戻って来る前に帰る。」

と言った。一時はずっと一緒にいると言ったが、結局帰るようだ。

「でもさ、どうして悠太君別れたんだろ…」
「さぁ、何でだろうな…」
「優ちゃんはどっちが悪いと思う?」
「どっちってなぁ…悪い悪くないは難しいけどなぁ…理由詳しく知らないし。」

待ち合わせ場所まで、優希と美桜は悠太の件を話していた。悠太が悪いのか、それとも麻友が悪いのか…答えは本人達に会わないとわからない。待ち合わせ場所に到着すると既に悠太がいた。

「優希すまねえな。あ、美桜ちゃんも来てくれたのか。わざわざごめんね…」
「いえいえ、あの唐突に聞くんですけど…悠太君とお相手のえ〜と…」
「麻友ね。けど、俺はなんも別れる原因をしてないんだよ。」
「てことは原因は麻友か?」
「麻友…とも言い切れないんだけどなぁ…」
「は?何だよそれ…」

悠太は自ら潔白と主張したが、同時に麻友も悪くないと言う。なら何故別れたのか?どちらも悪くなければ別れることはないのだ。てことはどちらかが嘘をついているということになるが、悠太しか話を聞いてないのでまだ断定は出来ない。

「はぁ…とりあえず麻友ん家に行くしかねえな。」
「行くよね…」
「当たり前だろ。お前の話だけでは悪いが信用出来ないからな。それにお前、前に言ってただろ。『助っ人で来てくれないか?』って。」
「そうだったな、すまん…」
「行こ二人とも。」

美桜に手を引っ張られながら三人は麻友・愛佳の住む家に向かった。

夜明け前 ( 2023/09/27(水) 05:26 )