お相手は美桜
「改めて…私は優希のことが好きです。」
「私も、優希のことが…好きです。お願いします。」
2人の告白を聞いた優希…
(もう決めてるし…よし。)
「俺が好きなのは…美桜。」
「え…」
「………」
「わ…私?ゆ…優希ほんと?」
「うん。すごく悩んだけど、嘘偽りはないよ。俺が好きなのは美桜だよ。」
「優希が…私のこと…」
美桜はその場に座り込んだ。一方の愛佳は、ショックだと思うが顔には出さなかった。
「優希…」
「ごめんな愛佳、難しい決断だった。どっちもいい個性があるしすごく悩んだ。けど、俺の決断は…」
「ううん…私は優希に思いを伝えれてよかった。未練はないし…だから今日からは、優希と美桜ちゃんを応援する。」
「愛佳…ありがとな。」
「その代わり、美桜ちゃんを選んだ以上、泣かせたりしたら絶対許さないからね?」
「わかってるさ、絶対悲しませなりしないよ。」
「約束だからね?」
「ああ。」
「じゃあ私咲良ちゃんたちのところ向かってるから、後でね。」
そう言って愛佳はその場を離れた。
(多分落ち込んでるんだろうなきっと…愛佳にもいい人が見つかるといいなぁ…)
優希は咲良たちのところへ向かう愛佳の後ろ姿を見てそう思った。
「さて…」
優希は座り込んだ美桜に近寄った。
「美桜。」
「優希…」
「びっくりしたか?」
「うん…愛佳ちゃんを選ぶかと思ってたから…」
「まぁ仕方ないよな。」
「優希…ほんとに彼女は私でいいの?」
「ああ。」
「ほんとに?」
「俺が選んだんだから、そんなに心配すんなよ。」
優希は美桜の頭を撫でた。
「優希…」
「立てるか?」
「うん…」
美桜は優希の手を取り立ち上がった。
「改めてよろしくな、美桜。」
「うん。こちらこそ…不甲斐ないかもしれないけど…」
「大丈夫だって。」
「優希…うん。」
美桜は優希に飛びついた。
「どうした美桜…」
「えへへ…」
「ま…彼女だからいいか。じゃあ俺らも行くか。」
「優希、私達は別で見ようよ?初デートしたいなぁ…」
「うーん…」
「だめ?」
美桜の上目遣い…これには優希も…
(やベー、美桜ってこんなに可愛いんだ…)
優希は珍しく顔を赤くした。
「わ…わかったよ、咲良たちに連絡するから…」
「やったー!優希ありがとー!」
美桜はまた優希に飛びついた。
(なんか吹っ切れたか美桜?ま、いっか。)
そう思いながら優希は咲良に連絡した。すると直ぐ咲良から返信が来た。咲良からは了解メールが来て最後には…
【このまま2人でプレイしてもいいよ。】
と、明らかにからかってる文章に優希は…
(あの野郎…)
と、思いながらも笑っていた。
「じゃあ俺らは別のところで見よか?」
「うん。優希手繋ご?人が多いから。」
「わかった。」
一方こちらは咲良たち一向…
「そっか。優希と美桜ちゃん付き合ったんか…」
「はあ、優ちゃんも彼女持ちか…」
ちょっと落ち込んでる尚と咲良に対して…
「ねぇ、花火まだ?」
意外にもあまり落ち込んでない愛佳…
「愛佳さん落ち込んでないんですか?」
「大丈夫だよ。確かに優希と付き合えなかったけど、友達としては終わってないしさ。」
「頼もしいです…」
「それよりも、美音ちゃんも柊ちゃんも、ほんとは好きな子いるんじゃないの?」
「私は今誰も…」
「私も…」
「柊ちゃん嘘ばっかり、お兄ちゃんが好きだった癖に…」
「ちょっとみーおん…」
「あらら優希が好きだったんだ。しかし優希もいろんなところでモテるねー…」
「なんか複雑です…」
「美音ちゃんもさ、優希に負けじとモテモテの妹になったらいいんじゃない?」
「お兄ちゃんみたいに…ですか。頑張ります。」
「きっと優希驚くよ。」
「私もなりたいです。」
「柊ちゃんはまず性格から直さないと…」
「う…ちょっと…」
「ま…まぁ柊ちゃんも慌てないようにね。」
美音と柊は愛佳がお姉ちゃんに見えてきた。
「あ…見て!」
「おーー!」
花火が打ち上がった。
「きれーい。」
「夏はやっぱり花火だね〜。」
「たーまやー!」
一方優希たちも…
「優希花火が…」
「おおーこれはすごい。立派だな。」
「久しぶりに見たよ花火。」
「綺麗だな。」
「うん。優希…」
「ん、どうした?」
「付き合って最初のキス…しよ?」
「付き合って最初か、わかった。」
「あっちじゃないよ?」
「わかってるさ。」
花火が打ち上がる中、優希と美桜は唇を合わせた。