第1章
福岡到着
「さあ着いたよー!」
「ここが福岡か…」
「結構栄えてるね。」

優希たちは福岡に着いた。咲良は一度来たことがあるみたいだが、優希含め他5人は初めてなので驚きを隠せなかった。

「福岡は福岡ですごいな。」
「えーと咲良ちゃん、咲良ちゃんと優希の幼馴染の子はどこに…」
「確かここらにいる筈なんだけど…」
「ここは咲良ちゃんとお兄ちゃんに任せようよ、2人の幼馴染さんなんだし。」
「そうはいうけどよ…俺美桜と会うの超ご無沙汰なんだからな?」
「でも、顔ぐらいは覚えてるでしょ?」
「うーん…微妙なんだよな…」
「優希…お前正気か?」
「全然覚えてないわけじゃないけど、ボヤーっとしか浮かばないんだよ。」
「美音ちゃん、優希ってそんな感じなの?」
「うーん…私もわかんないです。」
「そっか…」

その後、優希と咲良は辺りを見渡したが美桜の姿は見えなかった。

「これだけ探しても居ないってことは、待ち合わせすら忘れてんじゃない?」
「美桜はそんなマヌケじゃありません!」

突然咲良は怒り出した。

「さ…咲良ちゃん?」
「美桜のこと全く知らないのに…ふざけたこと言わないでください!」
「ご…ごめん…」
「ったく…お前はいつも一言余分なんだよ。」
「悪りぃ優希。」
「はぁ…しかし美桜はどこに…ん?」
「お兄ちゃんいた?」
「うん。あれっぽいけど…」
「どこどこ?」
「咲良あそこだよ、あの広告が貼ってある近くに立ってる…」
「そうだ、美桜だよ美桜。おーい美桜ー!」

咲良は手を振りながら美桜の元へ…優希たちも後についていく。

「優ちゃんあったりー!みんなーこの子が朝長美桜。」
「初めまして、朝長美桜です。」
「美桜ほら、優ちゃんだよ優ちゃん。」
「あ…優希君久しぶり…」
「久しぶり…だな。」
「なんか気まずいことでもあったのか?」

いらないとこで尚が首を突っ込む。

「尚聞くのは止めなさい、あんたも悠太と一緒でデリカシーがないんだから…」
「すいません…」
「ま…まぁまぁ喧嘩しないで、えーと優ちゃんからみんな紹介して?」
「俺が?そっか。えーと、俺の妹の美音に美音の友達柊、それと尚と愛佳。尚と愛佳は俺と同じ学校に通ってる。まぁ、尚以外いい奴だからさ。」
「俺もいい奴でしょ?」
「悠太と五分よ。」
「あ…愛佳さん…」
「あはは…」
「いい尚?優希が言った言葉は100%間違ってないんだから…」
「それはあまりにも…」
「うるさい!」
「まぁまぁ喧嘩すんなよ、美桜あまりビビらなくて大丈夫だからな?」
「うん…」

まだちょっと不安そうだったが優希は大丈夫と踏んだ。

「よーし、それじゃ行くよみんなー。まずは旅館に向けてしゅっぱーつ!」

咲良を先頭に一行は旅館へ…これからどんな出来事が起こるのか…

夜明け前 ( 2020/08/20(木) 10:35 )