第二章 新たな出会いと、生まれゆく波乱
21話
一時間目の授業が終わり、休み時間・・・俺達は秋元さんと井上さんと話していた。

井上「昨日はありがとうございました。」

井上さんは微笑みながらそう言った。

たつき「ああ、いいってあんなの。井上さんと秋元さんに怪我がなかっただけよかったよ。」

秋元(やさしさもあるとは・・・・惚れちゃうなぁ〜。)

あきら「とは言え、転入生の二人がこんなに可愛い二人だったなんてな。他の男子たちの視線が痛い・・・」

たつき「はは、それは確かに・・・。秋元さんも井上さんも凄いな!転入初日から男子の心を鷲掴みとはね。」

秋元「もう!、いつまで苗字で呼ぶの?、名前でよんで?それかまなったんでもいいよ?」

すると、秋元さんはニコッと笑ってウインクした。

玲香・七瀬(あぁ?)

あきら(こえぇぇぇ・・・・)

あきらは玲香と七瀬の怒りを感じた。

たつき「ああー、それもそうだな。じゃあ、名前でいい?真夏。」

秋元「うん!」

井上「わ、私も名前でよんで?」

たつき「うん、分かったよ。小百合。」

あきら「お!、いいね〜、俺も下の名前でよんでいい?」

井上「う、うんいいよ。」

たつき(赤いぞ・・・・)

玲香(分かりやすい・・・・)

七瀬(ライバルは増えないみたいやなぁ)

何が起こったかと言うと、井上さんがあきらと話した瞬間井上さんの顔がわかりやすいぐらいに赤くなったのだ。このあと玲香と七瀬が女子トークで井上さんを問い詰めて、井上さんの好きな人があきらだと判明したらしい。このことはあきらには内緒にするらしい。

あっという間に一日の授業がおわり、放課後・・・・

〜ピロロロ〜、〜ピロロロ〜

急に電話がかかってきた。

たつき「もしもし?」

白麻「今日はどうだった?」

たつき「麻衣、夜に電話するって言ったろ?」

白麻「そうだけど、たっくんの声聞きたかったから♪」

たつき「俺もだよ・・・・」

白麻「え!?、今なんて言っての!?」

たつき「なんでもないよ。」

白麻「お願い!、もう一回言って?」

たつき「何でもないって。」

白麻「ねぇ〜、お願い!もう一回聞かせてよ!。」

たつき「・・・・分かったよ。ちゃんと聞いとけよ?」

白麻「うん!!」

たつき「俺も麻衣の声が聴きたかった。」

白麻「たっくん大好き!!。」
 
たつき「ああ、俺も麻衣のこと大好きだよ。また夜に電話する。」

白麻「うん、じゃあね。」

そういって、電話切ったとき・・・・振り返ると、なぜか不機嫌そうな玲香と七瀬といつも通りのあきら、そして驚いた顔の真夏と小百合が立っていた。

たうき「もう帰るか?」

秋元「たつきくん、彼女さんいるの!?」

たつき「ああ、いるよ。」

七瀬「とっても美人さんな彼女がおるもんね!!」

たつき「なんで若干キレてんだ?」

七瀬「なんでもあらへん!!」

たつき「そ、そうか・・・・・・???」

あきら(救いようのない鈍感・・・・)

玲香「はいはい、帰るよ。みんな」

真夏と小百合は途中まで帰り道が一緒だということで一緒に帰ることになった。
その帰り道・・・・・

真夏「たつきくんに彼女さんがいたんだね!、私はてっきり玲香かなぁちゃんかと思ってたよ。」

たつき「二人は親友だよ。」

真夏「なるほど。確かに、とっても仲よさそうだもんね。」

小百合「あきらくんは彼女とかいないの?」

あきら「いないなぁ〜、俺もたつきぐらいモテたらいいのにな〜。」

小百合「そ、そうなんだ。」

小百合は心の中でガッツポーズをしていた。
それからそれぞれの家に帰って行った。

ガチャ

たつき「ただいま。」

深麻「お帰り〜、」

白麻「お帰り〜、たっくん。」

たつき「え!?、なんで?」

白麻「ひっどいなぁ〜、せっかく会いにきたのになぁ〜。」

たつき「俺はうれしいけど。」

白麻「ほんとに!?、私もうれしいよ〜たっくん。」

そういって麻衣は俺に抱き着いてきた。

たつき「分かったから、落ち着けよ。」

?「へぇ〜、この人がまいやんの彼氏?」

白麻「うん、そうだよ!カッコいいでしょ?」

?「うん!、予想以上にイケメン!」

たつき「あのー、失礼ですがどなたですか?」

深麻「あ、紹介するね、私とまいやんと同じ学部の友達、衛藤美彩ちゃんだよ。」

美彩「衛藤美彩です。よろしく。」

たつき「あ、よろしくお願いします。深川たつきです。」

美彩「たつきくんは乃木坂学園高校に通ってるの?」

たつき「はい、そうですよ。」

美彩「そうなんだ〜、私の弟がそこに転校したんだよ?知ってる?衛藤隼人。」

たつき「え・・・・、あ、はい同じクラスになりました。」

美彩「あ!!、そうなんだ〜、よかった。仲良くしてあげてほしいな。あの子人見知りだし無愛想だから友達つくりにくそうだし・・・」

たつき「はい、わかりました。」

白麻「よかったね?、みさみさ。」

美彩「うん!!」

深麻「あ、そうだたつき、私もまいやんもこれからみさみさの家に泊まりに行くから。」

たつき「え、そうなんだ。何日ぐらい?」

白麻「3日間だよ。会いたくなったら電話して。」

たつき「あ、ああ。」

深麻「じゃ、もう行くね。」

たつき「あ、もういくんだ。」

白麻「じゃ、楽しんでくる〜。」

たつき「行ってらっしゃい。」

3人を見送ったあと、俺は夕ご飯を食べお風呂に入って、学校の課題を終わらせて眠った。


NSRD ( 2016/06/21(火) 23:16 )