第一章 始まり
5話
橋本先生「早速ですが、この一学期の学級委員を決めたいと思います。誰か立候補したい人はいますか?」

誰一人として手をあげなかった。橋本先生が推薦に移ろうとしたとき、一人の女子が手をあげた。

?「私やります。」

その女子は俺の左側に座っていた女子だ。あまり、こういうことに積極的な雰囲気ではなかった。

橋本先生「あなた、名前は?」

?「西野七瀬です」

西野 七瀬、俺はこの名前がとても引っ掛かった。すると西野さんは俺の方を見て、一言。

七瀬「久しぶりだね?たっくん」

それを言い終わり、明るい笑顔を見せた西野さんはそのまま、席に座った。それからは西野さんは1日中話しかけて来ることはなかった。

帰り道を玲香と一緒に歩いていた。するといきなり玲香が口を開いた。

玲香「なぁちゃんのこと、覚えてる?」

たつき「なぁちゃん?」

玲香「やっぱり覚えてないか、今日、学級委員に立候補した女の子よ!」

たつき「あー、あの人かー、覚えてないな。」


玲香「まぁ、いいや。近いうちに思い出すでしょ。」

それから、二人はそれぞれの家に入っていった。
ちなみに、家は隣だ。
そして、俺は夜は西野七瀬のことを思い出そうとした。




■筆者メッセージ
長くなってしまいました。読みにくかったら、すいません。
NSRD ( 2016/06/02(木) 14:50 )