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四章 新たな日常
連行
次の日の朝


海人(ベッドが揺れている気がする。ドスンドスンと。いや、揺れてる。間違いない。)


やっと目を覚ましたw


海人「うるせぇ!!💢💢💢💢」
てち「おはよ!」


やっぱりおまえかと呆れる海人に私はおはようのチューをしてみた。


海人「チュ、チューで許すわけないだろ!相変わらずイタズラっ子だなw」
てち「下にふーちゃんとまつりちゃん来てるよ!」
海人「あの二人仲良しだからな。じゃなくて!何でいんだ!って突っ込むだけ無駄か。先に行ってろ!」


海人は顔を洗いに行くととあることに気づく。いや、気づくの遅すぎww


海人「てちーーー!!!!💢💢」



〜リビング〜

リビングへ行くと先程名前が出た2人の他にすずもんとオダナナとちゅけもんがいた。


齋藤「いま海人くんに呼ばれてなかった?」
松田「今絶対にめっちゃくちゃ怒ってましたよね?w」
てち「また海人にイタズラしてみたのww鏡見るまで落書きに気づかないとかウケるww」
織田「懲りないね……w」
鈴本「海人くんも大変だよね…w」


さっき気づいたのは顔の落書きw
今回は油性ペンで書いてやったw


母「もうwてちちゃんは相変わらずイタズラっ子なんだからwこの調子でどんどん海人を振り回してちょーだい!」
てち「はーい!」
松田「それママさんが言っていいんですか?w」
母「なんだかんだで海人はてちちゃんとなにかしてる時が大好きなのよwあの子にとっててちちゃんは少し特殊なのw」


それは言えてるかもw最近みんなへの言葉遣いが変わってきたけどそれでもまだ硬いし。


海人「いた💢ちょっと来い!💢」
てち「痛い!痛い!ちょっとまってーー!いい歳した高校生に誘拐されるよーー!w」
海人「黙れ!💢」
てち「助けてーー!w」


もちろん私を助ける人はいなかった。そりゃそうだよねwざまあみろだもんw自業自得w



〜てち連行後〜

残ったメンバーはイタズラの話をしていた。

織田「そういえばすずもんもあれやられてたよねw」
鈴本「そうだw思いっきりやり返したことあったw」
武元「それなのにまたやったんですか?wもしかしててちさんってアホ?w」
二年「うん。アホです。」


まつりも武元も苦笑いするしかなかった…。


森林コンビ「おじゃまします!」
母「あら、いらっしゃい!今日もありがとねw」
由依「あれ?海人とてちは?」
母「いつも通りよw」
ひかる「またヤバいイタズラしたんですね……w今度私もやってみようかな〜!」
てち「やめといた…ほうが…良いよ…グスン」


涙を流したてちと怒り気味の海人が戻ってくる。


海人「ったく。てち、ご飯は食べたのか?」
てち「食べてない。」
海人「だろうなwリビングに行くぞ。」


リビングに入ってすぐに……。


海人「ほら、あーん。」
てち「あむ。("´༥`")モグモグ」

海人とてちは互いに夢中になっていてみんながいることを忘れている。


てち「美味しい!今度は海人の番…というかさ、みんなの前で大胆なことしてるよね……w」
海人「みんな?」


海人が辺りを見渡してやっと気づいた。みんながいることに。


海人「今のなし。」
武元「撮っちゃいましたw」
齋藤「その画像ちょーだいw」
ひかる「私も欲しい!」
松田「私も!」
海人「みんなも説教が必要みたいだな💢」
「にげろーー!」


こうしてまた朝が始まった。今日は日曜日だから部活のみ。


海人「母さん、行ってきます。」
母「行ってらっしゃい!」


そういえば1年だけいなくなってる。

海人の様子から何かを察した由依が海人に話しかける。


由依「用事があるって先に行ったよ。なんだろうね。」
織田「とりあえず行こ!」


私たちはみんなで学校へ向かった。


〜学校にて〜


二年(なにやってんの……?)


太郎さんと1年が何かを撮影している。


井上「放送休止中でもおでこにチュー♪
恋のチャンネルはー♪」

武元「琵琶湖が生んだパワフルガール」

保乃「タコの唐揚げに恋してチュー」

見てはいけないものを見た気がした2年は外へ出た。


海人「あれ何?」
「さぁ?」
先に来ていた友香と茜たちも知らないそう。


中田「おはよ!こんなとこでなにやってんの?」

状況を説明すると中田は何をしてるのか一瞬で理解した。


中田「あれ多分個人PVの作成だね。」
海人「そゆことか。今年の乃木坂も早速みた。そうだ!太郎さんに連絡しないと!」
てち「ん?あっ!カップ麺コラボのことかw」


自分の太郎への用事を思い出し、意を決して1年ワールドの中へ。


太郎「マジで!?コラボしてくれんの!?ありがとう!断られると思ってたw良かった〜!ありがとうございます!」
海人「いえいえ、こちらこそ。それで何で個人PV作ってるんですか?」


さりげなく聞いてみると答えは単純だった。


松田「私が頼んだんですwそしたら丁度こっちに来てるって言うからw」
太郎「ホントはとっくの昔に帰らなきゃいけないんだけどズル休みw」


それが大企業の社長がやることか!


??「見つけた。ありがとなぁちゃん。」
七瀬「どういたしましてーw」
太郎「ギクッ!」
??「あんたねぇ!💢仕事サボってんじゃないわよ!このバカ社長!」


数名(もしかして若月佑美?)


てち「あの!もしかして若様ですか?」
若月「ん?そうだよ!みんなのことはなぁちゃんから聞いてるよ!海人くんと友梨奈ちゃんに至っては史緒里ちゃんから聞いてるww
みんないい子だって聞いたよ!」


どこがだ。悪ガキ多めのような気がするが。


若月「中断しちゃってごめんねwほら、今日は会議でしょ!間に合わないからネカフェかカラオケにいくよ!バカ社長!」
太郎「相変わらずおっかない秘書だな……。」
若月「なんか言った?」
太郎「いいえ。」


行っちゃった。若さん超強い。てか何で若さんが秘書やってるんだろ。


友香「とりあえず練習を始めるよ!」
「はい!」


今この部活は9月に開催されるアイドルフェスティバルに向けて練習している。


ガラガラガラガラ


??「あの!私たちも入部したいです!」

深見飛彩 ( 2022/09/19(月) 20:32 )