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三章 二人のセンター
男の喧嘩
あのあとみんなの元へ帰って二人はセンターをやると宣言した。そして2つのチームのフォーメーションを発表した。


海人「以上だ。10人×2で作ってるから呼ばれなかった渡辺と関は外れてもらう。ただいつでも出れるようにしてほしい。」
侑斗「下手だから外れたってわけじy…」
海人「下手なほうだから外したんだ。嘘つくな。」


今のストレートな言葉がショックで2人は泣いて飛び出してしまった。


侑斗「言い過ぎだ💢ちょっとは相手の気持ちを考えろ💢」
海人「事実に言い過ぎもあるか。なかよしこよしでやりたいなら俺は辞める。」
侑斗「別になかよしこよしってわけじゃないだろ!💢言い方を考えろって言ってるんだ💢」
健「おい、落ち着けって!」
二人「うるさい💢」


もはや二人だけ別の世界にいるようだ。誰の言葉も耳に入らない。二人を止めるために七瀬が乱入しようとする…。


七瀬「あんたたち…」
太郎「俺に任せて。」
七瀬「えっ?うん。わかった。」


いつもの明るい雰囲気からは想像がつかない人を殺しそうな顔をして二人に詰め寄る。


太郎「ちょっとこい。なぁちゃん、顧問部屋借りる。」
七瀬「わかった。」


二人は強引に連れていかれた。


太郎「おまえら、誰のためにアイドル部やってんだ。」
海人「自分とメンバー。」
侑斗「自分とみんな。」
太郎「今のおまえらの発言は自分のための発言だろ。違うか?」
二人「・・・」


図星というやつだろう。二人は言葉が出てこなかった。


太郎「全くw侑斗はもっと仲間を信じろ!今回の発言は海人なりの考えがあってのことだ。今回侑斗が言うべきだったのは更なるフォローの言葉だなw」
侑斗「はい…。」
太郎「そして海人!キツいこと言った後には何かを添えろ!打たれ弱い人もいるのはわかるだろ?」
海人「はい…。」
太郎「2人が帰ってきたらしっかりフォローしなよ♪」


二人は泣きながらはいと頷いた。


太郎「じゃあ君たちは2人を外で待ってようか♪絶対に戻ってくるから。」
二人「はい!」


二人は外に出てみんなを待っていた。


海人「侑斗、悪かった。ムチだけじゃなくて飴も必要だった。」
侑斗「俺こそごめん。海人やみんなを信じてどっちにもフォローすべきだった。俺たち似た者同士なのかもなw」
海人「そうだなw無駄に頑固で意地張ってw」
??「仲直りは終わったカナ?」
二人「うわっ!」


いつのまにか後ろに中田がいてめっちゃ驚く二人。中田は大爆笑w


中田「そんなに驚かなくてもwさっき乃木くんから聞いたよ〜。意地のぶつかり合いってあるよね。私だって仲良しの子とぶつかることあったもんw」
侑斗「磁石みたいなもんですね。相手の強く思ったから反発しあった。どっちかが受け入れて支えれば反発することはなかった。」
海人「そうかもな。」


中田はニコッとしながら2人の会話を聞いていた。すると2人が帰ってくる。


海人&侑斗「おかえり。」
渡辺&関「ただいま。グスン。」
渡辺「私がんばる♪だから応援して♪」
関「私もいつかみんなに追いついてみせます!」
海人「大丈夫だ。リズム感は茜に勝ってる。」
侑斗「いや、あかねんと比べちゃいけないwあかねんのリズム感は絶望的だからw」



〜旧音楽室〜

茜「( >д<)、;’.・ ハックショッ!」
友香「大丈夫!?」
茜「男どもが私の悪口を言った気がする。」
てち「いやいや理不尽すぎw」



〜再び外〜

侑斗「自信を持っていいよ!不安なのがこっちにも伝わってくる。なんなら一緒に練習やろう。」
二人「うん!」
中田「大丈夫!ウチの秋元真夏ってやつはもっと酷かったからw」



〜とある会社〜

秋元「ヴェックション!!」
新内「大丈夫?風邪ひいた?」
秋元「わかんないw誰かに噂された気がするw」
新内「はいはい!」


〜三度外〜

海人「戻るぞ。みんなも待ってる。」
女子二人「はーい!」


こうしてみんなのもとに戻り、今度こそ無事に練習が始まった。

■筆者メッセージ
チームてち
平手
菅井、土生、原田、渡邉、武元、藤吉、松平、山崎


チームひかる
森田
上村、尾関、織田、小池、小林、齋藤、守屋
井上、田村、松田


で分かれております。あくまでもフィクションですので櫻に改名した時点でいなかったメンバーも櫻の曲に参加することもあります。
深見飛彩 ( 2022/07/24(日) 23:23 )