合宿当日


先生以外のメンバーが集まっていた。



友香「みんな揃ってるね！」
「はい！」
守屋「にしても先生遅いね。」
田村「男性陣は何も聞いてないんですか？」
三人「聞いてない。」


集合時間のはずなのに先生が来ない。メンバーは少し不安になる。


海人「そういうことか。」


海人は窓を見てなぜ遅いのか納得した。


武元「どういうことですか？」
海人「二人の夫婦講師が遅刻したんだ。」


海人が指を指した先にはとある男女いた。


ひかる「あの女の人見たことあります！」


ひかるの言葉に「私も」「俺も」とみんなが声を上げた。


海人「当たり前だろ。人気女優のツンデレ小顔サイコパスチビだからな。」
てち「凄い言いようだね……w海人ってたしか飛鳥さんのことも好きじゃなかった？w」
海人「別に。」
井上「本人にこのこと言っちゃいましょう！」
海人「好きにしろ。」


約10分後

やっと先生が来た。


七瀬「お待たせ！ハァ…ハァ…。2人とも…みんなにまず謝り！💢」
？？「寝坊しました。ごめんなさい。」
飛鳥「ごめんなさい。」
海人「まだ学生気分のようだな。社会人のくせに。人気女優の齋藤飛鳥とそのマネージャーだろ？知ってるぞ。」
飛鳥「何こいつ💢ウザいんだけど💢ムカつく💢」
海人「事実を述べたまで。嫌なら遅刻しなければいい。」
飛鳥「(ꐦ°д°)ｱｧﾝ？？💢」


無意識にタメ口で喧嘩を売ってしまい、喧嘩ムードに……。


七瀬「はいそこまで！飛鳥、安心して！推しメンのかわいいツンデレ姿を見て楽しんでるだけだからw」
海人「違う💢」
飛鳥「へぇーwそーゆーことだったんだw」
海人「違う。俺の推しメンはななさんだ！飛鳥じゃな……」


七瀬に容赦なく殴られて頬が腫れましたw


七瀬「調子に乗りすぎや。さんつけなさい！」
男性「(≧ω≦。)プププ。なんかどことなく似てるな。俺たちに。」
海人「ところであんたどこかで会ったことあるよな…。なんか覚えてる…。」


海人は考え込んでしまう。


海人「んーー。どこだ。」
男性「ヒントは君のお父さん。」
海人「父さん？えっと…。あっ！乃木坂商事の現社長！たしか……。乃木太郎。」
太郎「正解！元飛鳥の専属マネージャー！」

バシッ！！！

太郎「痛ってぇ！！」

七瀬は太郎の頭をハリセンで思いっきり叩いた。

七瀬「そういうのは後！早く自己紹介して！💢2人が寝坊したせいで遅れとるんやから💢」
太郎「なぁちゃんって相変わらずせっかちだな。」
七瀬「良いから早くせぇ！💢」

バシッ！！

これ以上怒らせたらヤバいと思ったのか二人は大人しく自己紹介した。


太郎「改めまして乃木太郎です。こっちは妻の齋藤飛鳥。今は見ての通り妊娠中だから具悪そうにしてたらちょっと声をかけてあげて欲しいです。よろしくお願いします！」
飛鳥「よろしくお願いします」

(_ _)

「よろしくお願いします！」


七瀬「それじゃ始めるよ！って言いたいけど校長先生から何かあるみたいw」


校長先生が教室のドアの隙間から覗き見していた。


校長「お久しぶりですね。太郎くん、飛鳥さん。」
二人「げっ…。校長先生…。」
校長「何故そんなに嫌そうな顔をするのです？」
飛鳥「いきなり代表者を勝手に決めてテストをさせて修学旅行先を決めたり、いきなり太郎をクビにしたり色んなことしてたじゃないですか。」
太郎「しかもテストの代表者のサポートは全部俺に回ってくる。それぞれ違うサポートの仕方をしなくちゃいけないからちょっとめんどい。男子よ、頑張れ！多分あるぞ！うん！」


男子トリオどころが女子たちも嫌そうな顔になる。自分たちもそうなるのではないかと不安になっているのだろう。


校長「もちろんやりますよ！私が今年からここに配属になったのは学力アップのためですらねwそれじゃ合宿がんばってちょんまげ！」


それだけ言うと帰ってしまった。みんなそれだけに来たのかと心の中で突っ込んだ。


七瀬「はい！次は今回合宿をサポートしてくれる先生方を紹介するね♪」
衛藤「みんなもう知ってるよね。怪我や体調不良の子を見るのがメインです。よろしくね！」
「よろしくお願いします！」
中田「私のことも知ってるよねw副顧問になったからよろしくね！」
「よろしくお願いします！」


こうして合宿が幕を開けた。



七瀬「早速なんやけど男はドリンクやタオルの買い出しに行ってきて！太郎くんよろしく！」
太郎「はいよー。ほら、行くぞ！」


太郎が3人を引き連れてどこかへ出かけた。


七瀬「女子はとにかく全力で走るからグラウンドに集合！」
飛鳥「エグい……。」
七瀬「なんか言った？w」
飛鳥「何も言ってません。」


そして女子たちはグラウンドへ集合した。