人格コントロール
2泊3日合宿初日
俺たちはバスで東京のとある場所にある合宿所に向かっていた。俺は後ろの座席で自他ともに認める仲良しのあやとさくに囲まれてる。
さくら「そういえばハルくんと影ちゃん元に戻った?」
遥輝「何故か戻ってるよ。」
あやめ「そうなんだwちなみにハルくんは合宿の内容知ってる?」
遥輝「知らな〜い(• .•) 〜♪」
玲香(嘘下手かwwまあバレてもいいんだけど。)
さくら「絶対に知ってるじゃんw」
あやめ「教えて!」
遥輝「言っちゃいけないって言われてる。」
あやめ「教えてよ〜!」
影(教えてやってもいいだろ。別に大したことじゃない。)
遥輝(おまえ責任取れよ?w)
俺たちは2人伝えた。周りに聞こえないように。
さくら「先輩って誰だろ。」
影「1人はツンデレサイコパスチビの師匠的存在だ。遥輝の最推し(1期生)」
あやめ「酷い言い方だけど今のでその1人が誰なのかわかったw」
影「他に知ってるのは若月さんと先生コンビだけだ。」
まあ他も1期生なんだろうけど。
合宿所に着くと既に2人が来ていた。
奈々未「まいやーん!玲香ー!お久ーー!」
麻衣「久しぶり!」
玲香「若ーー!ななみーん!」
若月「あの子たちが今の1年生?」
「はい!よろしくお願いします!」
俺たちは挨拶し、各々部屋へ行ってレッスンの準備をした。
玲香「はい集合!」
白石「方針はバスの中で話した通り2グループに分かれてくよ〜!」
玲香「グループはシンプルに名簿順で5人チー厶と6人チームに分かれます!遥輝くんは美彩と別レッスン。」
遥輝「え?」
何で二人だけでレッスン?嫌な予感しかしないんだけど。
玲香「その前に講師の紹介しなきゃ!w
こっちから若月佑美、橋本奈々未、生田絵梨花、衛藤美彩。今回はこれだけ。
それではよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!」
こうして計2グループに分かれてレッスンが始まった。
〜遥輝サイド〜
俺は保健室みたいな場所にいる。
これから何が始まるのだろうか。
衛藤「ズバリ聞くね。遥輝くんと影ちゃんは自らの意思で融合と分離をできるようになりたい?玲香から聞いたんだ。そこらへんが上手くできないって。」
その言葉グサッと刺さってきた。
地味に気にしていたことだ。まあ俺は自由に融合と分離できるようになりたいけど。
(俺もだ。そうすれば
いざって時に無敵になれる。)
遥輝「なりたいです!」
影「俺もだ。」
美彩「オッケー!それじゃこれ飲んで!この薬を飲むだけでコントロールできるようになるからさ!遥輝くんメインの融合も影ちゃんメインの融合もできるようになる!」
うっわ……。
紫と緑の怪しい液体……。
もちろん俺たちは疑ったけど飲んでみると衛藤さんの言ってることが本当だとわかった。
影「たしかに俺メインの融合もできる。」
遥輝「こうして解除してすぐに俺に戻ることもできる。」
衛藤「それじゃこれからも二人でがんばって!私の出番はここまで!
二人はお姉ちゃんのチームと合流する感じだね!バイバーイ!」
それだけの為にきてくれたのか?でもお陰様でより人格をよりコントロールできるようになった。
(行くぞ。)
うん!行こっか!
俺たちはライブ会場のような場所へ行き、女子たちと合流した!
のはいいんだけど……。
遥輝「何これ……。」
ライブに使われるようなステージで 4人が倒れていた。
これって歌唱力のトレーニングだよね?
絵梨花「あっ、たしか遥香ちゃんの弟くんだっけ?」
遥輝「そうですけど何これ…?何でみんな倒れてるんですか?」
遥香「遥輝も飲んでみればわかる!」
絵梨花「そうだ!せっかくだから遥輝くんにもあげる!」
遥輝「あぁっ!例のプロポリスw飲んでみたかったんですよね!
いただきまーす!」
良い感じの飲み込む音を鳴らしながら紙コップ1杯分のプロポリスを一気飲みした。
遥輝「美味しい!」
絵梨花「でしょ!やっぱりみんなの味覚がおかしいんだよね!」
遥輝「はい!きっとそうだと思います!」
北川「遥輝くんも美味しい派?一緒だね!」
(絶対に不味いやつだろ。変われ!)
影「もう一杯もらうぞ!ゔ……。」
北川「影くんは苦手なんだ。同じ身体なのに…。不思議〜。」
影「どんな味覚してんだ…」
強制的にチェンジ
遥輝「影も姉ちゃんたちも失礼すぎ!こんなに美味しいのに。ねぇ!」
北川「うん!でも美味しく感じるかは人それぞれだから。」
影の精神が落ち着いたから落ち着いたからチェンジ!
影「復活。やっぱり北川は聖母だな。優しすぎる。何かあった時のた…」
更にチェンジ!
遥輝「出てくんな💢でも影の言う通り俺たちが守るよ。」
北川「遥輝くんも影ちゃんも仲良くして〜!」
二人「はい。」
北川悠理 強し。なんだろ。何故かこの子には逆らえない。それは影も同じだった。
〜数分後〜
復活した俺(遥輝)たちは歌のレッスンを始めた。
絵梨花「良いねー!透き通った綺麗な声してる!まいやんをそう思うよね!」
麻衣「うん!プロポリスのおかげだね!あれ不味いけど効果はすごいからw
あっ、時間だ!歌のレッスンは終わり!次はダンスレッスンだ…。」
絵梨花「しかもれかつき……。」
麻衣「玲香はともかく若は厳しいから気をつけて。」
その反応でみんなが察した。地獄を見ることになると。
でもその前にお昼ご飯。
遥輝「中華弁当?ん?ここって」
遥香「ねぇ!このお店ってあの有名な高級中華料理店じゃん!」
麻衣「なあちゃんの教え子兼史緒里ちゃんの幼馴染が送り届けてくれたの!」
玲香「あー、例のあの子かw
みんなもBBQの日に会えるよ!水川海人君っていうの!」
久保さんそんな人脈あったの!?すごすぎでしょw
ん?水川……海人……
遥香「もしかして小学校の時に遥輝がバスケでボロ負けした人じゃ……。」
遥輝「それ言わないで…。でも間違いない。あの人…料理もすごいんだ……。」
遥香「なんか女子力も男子力も高くてなんかズルい💢」
〜とある村の高校〜
海人「ヘックション!!てち💢」
友梨奈「えっ!?私のせいなの!?w」
海人「冗談だ。でも誰かに噂された気がする。」
友梨奈「気のせいだよ♪」
〜再び合宿所〜
俺(影)は強いという言葉に反応してしちまった。
影「強いのか。今度は俺が対戦する。」
遥香「再戦する機会があったらがんばれ!」
姉弟の話についていけない皆は先に食べていた。
さくら「影ちゃん!あーん!」
影「あん?うぐっ…。」
ゴクリ
影「美味いなこの炒飯。味がいい感じに調和してる。卵も時間が経ってるはずなのにほぼ半熟。」
レイ「でしょ!でしょ!今度はレイがエビチリあーんしてあげる!あーん!」
俺は何かを察して弁当を持って逃げた。こいつらといると絶対に胃もたれする。
レイ「みーつけたーー!!」
影「げっ…。まあレイ1人だからいいか。」
俺たちは俺の部屋で二人でご飯を食べ始めた。
レイ「影ちゃん!影ちゃんって好きな人いるの?」
影「それはlikeかloveか。」
レイ「LOVE!」
影「いn。うぐっ…。」
レイ「あーん大成功!影ちゃん!やんちゃんと一緒に夜遊びに行くからね〜!」
マジか…。夜くらいゆっくり寝させてくれ。
玲香「あ!あー!聞こえますかー!これ一度やってみたかったんだよねーー!!練習再開するからそれぞれ次の練習会場に移動してねーー!」
なんだこれ。まあいい。移動しようか。